RBA OFFICIAL
 
2014/10/24(金) 00:00

自然素材が見事に調和 モリモト「ディアナコート用賀翠景」

投稿者:  牧田司

des_i03_0804.jpg
「ディアナコート用賀翠景」完成予想図

 モリモトの「ディアナコート用賀翠景」を見学した。同社としては10年ぶりの「用賀」駅圏での供給で、同業他社を含めても供給が少ないエリアということもあってか、ホームページを開設してから1カ月で1,000件以上の反響があるそうだ。人気になるか。

 物件は、東急田園都市線用賀駅から徒歩5分、世田谷区用賀4丁目に位置する5階建て全27戸。専有面積は38.76~74.02㎡、価格は未定だが、坪単価は360万円台の半ばになる模様。竣工予定は平成27年8月中旬。設計・監理はスペーステック、デザイン監修はアーキサイトメビウス、カン・デザイニングオフィス。施工は森本組。

 現地は、商店街を抜けた戸建てや中層マンションなどが建ち並ぶ住宅街の一角。

 デザイン監修はすっかりお馴染みのアーキサイトメビウス(今井敦代表)。前面道路は4mだが、舗道と緑地帯を設けることで建物を5.5mセットバックさせ、緑地帯には水平ラインが印象的なコリドーを設置。外観タイルはベージュ系の3種を組み合わせ、シンプルな仕上げにしている。

 住戸プランは角住戸比率を74%にし、ワイドスパンが中心。他の同社の物件と同様、床、壁、建具面材には天然素材を多用しグレード感を演出している。

 反響が多いことから、同社は早期完売に自信を見せている。

◇       ◆     ◇

 今回も道すがら坪単価を予想した。同沿線の近隣物件などと比較しながら「350万円くらいに抑えられればすぐ売れるだろうが、どこも単価がアップしているのでそれでは収まらないだろう」と結論づけた。

 単価は360万円台の半ばというから、やはりそうだった。しかし、モデルルームの出来栄えをみてさすがだと思った。設備仕様はまず近隣物件に負けない。

 玄関・ホールの床材は「シーキューストーン(Comfort Quick Stone)」と呼ばれる遮音等級取得済みの目地がない天然石複合材を採用。建具・面材はナラ、チーク、ウォールナットを標準装備。床も突板仕上げ。キッチン天板・出窓カウンターはシーザーストーン。ドア把手はイタリア・コロンボ製。主寝室の壁はオプションだが塗装壁。サッシ高さは2.3m。

 これだけ天然素材を用いると、お互いが干渉しあいごてごてした感じになるものだが、それがまったくない。カン・デザイニングオフィス(鈴木ふじゑ代表)がコーディネートしたテーブル、ソファ、調度品も含めて見事に調和している。

 同社のマンションはほとんど見学しているが、どれも期待を裏切らない。顧客満足度が高いからどんどん〝モリモトファン〟が積みあがっていく。現在、会員は約3万人いるそうだ。増えることがあっても減ることがない。マンションデベロッパーはかくあるべし。

 モデルルームは「桜新町」駅近くにあるが、清水総合開発「ヴィークステージ桜新町」(127戸)のモデルルームと呉越同舟。清水総合の物件も立地がよく、坪単価は400万円の大台に乗るのではないか。

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン