日本の通勤時間が2年前と比べ9分伸びる-多様化する働き方を支援するワークプレイス・ソリューションプロバイダーのリージャス(本社:ルクセンブルク)がこんな調査結果をまとめ発表した。
世界100カ国の2万2,000人以上の経営者や経営幹部から回答を得たもので、その結果、グローバルの片道通勤時間の平均が32分30秒に対して、日本は39分6秒であることが分かった。
日本は、往復で1時間30分近くの時間を通勤に費やしており、片道通勤時間を2年前の調査と比較すると9分6秒増加している。
グローバルで片道通勤時間の平均の最長はセネガル共和国の67分30秒、最短はキプロス共和国の12分12秒。
日本人の通勤中の過ごし方は、スマートフォンやタブレットでニュースをチェックする(63%)やメールをチェックする(56%)、読書する(46%)が上位の回答を占めた。
この結果についてリージャスの日本リージャス代表取締役・西岡真吾氏は「通勤時間を短縮することは、従業員の生産性やモチベーションを向上させることが立証されています。たとえば、リージャスのようなサービスオフィスの活用は、通勤時間を短縮するひとつの選択肢ではないでしょうか。毎日オフィスに出社することなく、必要に応じて自宅や取引先に程近いサービスオフィスを利用することは、通勤時間を短縮し、さらなるフレキシブル・ワーキングの実践につながるでしょう」とコメントしている。
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日本の通勤時間が伸びたというのはやや理解に苦しむ。地方は知らないが、首都圏では分譲マンションも分譲戸建てもここ数年というかバブル崩壊後はほぼ一貫して都心回帰が進行しているはずだ。
郊外の緑環境や子育て環境、居住面積より通勤や買い物などの利便性を重視しているのではないか。〝駅近〟なる言葉が流行っているくらいだ。