ポラスグループは12月1日、23歳以下の青年の技能を競う「第52回技能五輪全国大会」の建築大工部門でグループの「ポラスハウジング協同組合」から参加した鈴木洸氏(22)が銀賞を、齊藤竣氏(20)と田中凱氏(19)がそれぞれ敢闘賞を受賞し、参加した3選手全員が入賞を果たしたと発表した。
参加者全員の入賞は昨年に続き2回目、鈴木氏は2年連続の銀賞受賞、齊藤、田中氏は初出場で初受賞。
技能五輪全国大会は、特定の技能(今大会は41種)を身につけた満23歳以下の青年技能者による技能レベルを競う大会。将来の日本の「ものづくり」を担う青年技能者の技能レベル向上と、技能の大切さをアピールすることが目的。昭和38年に第1回大会が行われ、今回は11月28日から12月1日の4日間、愛知県で開催された。全41職種に1,200名が参加した。
建築大工部門には65名が参加。金賞1名、銀賞3名、銅賞3名、敢闘賞9名が受賞した。
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この技能五輪大会については全然知らないが、関係者や見学者を合わせると毎年10数万人が参加するという。結構なことだ。ただ、参加者は職種や都道府県によってかなり隔たりがある。建築大工部門は65名だが、同じ建築関係の建具はわずか7名。曲げ板金にいたっては6名しかいない。もっとも多いのは旋盤の81名で、メカトロニクス68名、日本料理67名などが多い。
年代別の参加者はバブル崩壊前後の300名台が底のようで、最近は年々増加しているようだ。
都道府県別では主催県である愛知県の229名が断トツ。2位・茨城県の89名の約1.6倍だ。逆に徳島県はエントリーゼロで、和歌山県は2名、高知県も3名しかいない。わが三重県も6名だ。いったいこれは何を意味しているのか。毎年春秋に発表されている勲章よりよほど価値があると思うのだが…。