「ザ・パークハウス追浜」(右下は駐輪場の屋根緑化)
三菱地所レジデンスは12月9日、「ザ・パークハウス追浜」の全棟が完成したのに伴い完成披露内覧会を行なった。ランドスケープデザインが素晴らしいマンションで、現在分譲中の住戸の坪単価は120~130万円。土地代がただでも建たない安さだ。
物件は、京浜急行線追浜駅から徒歩10分、横須賀市追浜東町2丁目に位置する第一街区(A・B棟)・第二街区(C・D棟)・第三街区(E棟)の7階建て709戸の規模。専有面積は71.40~95.39㎡。企画・建築・設計・監理は安宅設計。開発設計・監理はクレアリア。施工は第一街区が三井住友建設、第二・三街区がフジタ、開発土木・エレベータタワーがフジタ・大豊建設。
2011年10月から第一街区のA棟(119戸)B棟(159戸)を分譲開始。2012年9月に建物は完成。引き続いて2013年3月から第二街区のC棟(128戸)D棟(207戸)を分譲開始。2014年1月にC棟が完成。同年6月にD棟が完成。同年7月から第三街区のE棟(96戸)を分譲開始。同年10月にE棟が完成。
これまでに709戸のうちA、B、C棟の全戸を含め664戸が完売・申し込み済み。E棟は12月18日から入居が始まる。
駐車場の上を緑化した中庭の庭園
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同社は分譲開始時にも見学会を行なっているので、そのときの記事を参照していただきたい。
完成した現地を見学してランドスケープデザインが優れているのに感心した。中庭に149台分の駐車場を設置しているのだが、その上約1,700㎡を緑化し庭園としていた。また、駐車場の壁面緑化をはじめ駐輪場や管理棟の屋根・屋上も緑化を図っている。 サクラ、メタセコイア、シラカシなどの樹木も成木を植えており、入居段階から街並みを整えている。
さて、売れ行き。追浜では同社のほか総合地所も総戸数420戸の「ルネ追浜」をほぼ同時期に分譲開始しており、双方で約1,130戸の戸数になる。常識的に考えてこのエリアの年間の需要量は200戸多くても250戸くらいが限度だろうと思っていたので、大健闘だろうと思う。
単価的にもここにきて相当の割安感がでてきた。完成したばかりのE棟は坪単価120万円だ。他の住棟が海や富士山、中庭など眺望がいいのに対して、E棟は南向きだが眺望が劣るので低い単価設定になっている。これから分譲されるマンションで、この単価より低い物件は首都圏では皆無だろう。D棟は残りわずかだが、単価は130万円。こちらは海の眺望が期待できるのでやや高い単価設定になっているようだ。
横須賀市の公認キャラクター「スカリン」も応援に駆け付けた