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2015/02/13(金) 00:00

ランドスケープが最高!三井不レジ他「スカイズ」竣工見学会

投稿者:  牧田司

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「スカイズタワー&ガーデン」(中央の建物)

 三井不動産レジデンシャル2月12日、同社をはじめ東京建物、三菱地所レジデンス、東急不動産、住友不動産、三菱地所レジデンスの大手6社初の共同事業マンション「スカイズタワー&ガーデン」が竣工したのに伴いプレス見学会を行った。

 完成したマンションは、2006年に策定された「豊洲地区まちづくりガイドライン」に沿って開発された「豊洲3-2街区」約20haの敷地の一角に建設されたもので、44階建て全1,110戸の規模。専有面積は53.24~130.92㎡、価格は3,568万~1億3,998万円(最多価格帯5,500万円台)、坪単価は250万円強。平成25年7月から分譲開始され、26年3月末までに全戸が完売した。この間わずか10カ月。記録的な販売スピードとなった。来場者は5,000組を突破した。

 購入者の年代は20歳代から60歳代以上までまんべんなく広がっており、居住地も地元江東区が約34%を占めたものの中央区7%、港区6%、その他が半数以上にのぼり、広域的な集客ができている。

 隣接地で分譲されている同じ6社共同の「ベイズタワー&ガーデン」(全550戸)もこの2月13日から登録が始まった最終期35戸(最多価格帯6,800万円台、坪単価270万円)のみとなっている。2年もかからずに全1,660戸が完売することになる。

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「万葉の杜」完成予想図

◇       ◆     ◇

 このマンションについては、分譲開始時にも記事を書いているのでそちらも参照していただきたい。「デザイン・構造」「ランドスケープ」「先進モデル」ともうならされるものばかりだった。

 まず「デザイン・構造」。初めて知ったのだが、従来型(首都圏では鹿島のみ)のトライスターは側面スパンが4.5~5.5mなのに対し、今回の清水施工は8mと広くなっているのが特徴。もう一つ、気が付いたのはトライスター型だと住戸間の〝お見合い〟が懸念されるが、これもマリオンを工夫することで避けるように工夫されている(勝どきザ・タワーもそうなっているようだ)。

「ランドスケープ」は最高だった。開発面積約3.2haのうち緑地空間は約46%。建物の周囲はタブノキ、ヤマモモ、マテバシイの高木や様々な中低木で埋め尽くされていた。高木は幼木ではなく、立派な成木ばかりなのに驚いた。「CASBEE まちづくり」でSを取得しているのも納得だ。

 タブノキはあまり見かけないと思ったが、ウィキペディアには「日本では東北地方―九州・沖縄の森林に分布し、とくに海岸近くに多い。照葉樹林の代表的樹種のひとつ」と紹介されていた。樹高は20mくらいになるそうだ。

 「先進モデル」では、地中熱を利用しているのはおそらくマンションで初めてだろうと思う。Wi-Fi環境&フリーインターホンシステムが採用されており、1戸に1台配布されるタブレットで様々な環境が検索できるという。「スカイズ」と「ベイズ」の共用施設は相互利用が可能。3室あるゲストルームのうち最大の75㎡くらいの使用料は7,000円。ホテルのスイートのようだった。一時流行したプール(25m)もある。44階建てであれほどの屋上緑化を施しているマンションはほかにないはずだし、天体望遠鏡は空しか見えないだろうが、オリンピック選手村も望遠鏡があれば見ることができそうだ。エレベータの床が本物の石張りだったのにも驚いた。

 ここでは書けないが、今後新規に発売される豊洲エリアのマンションはとてつもない高値になるのは間違いない。「スカイズ」「ベイズ」を購入した人は安い買い物をしたのか。

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スカイラウンジ

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プール

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ゲストルーム

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