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2015/03/13(金) 00:00

ポラス 10~40%コスト圧縮が可能な地盤改良技術開発 新会社も設立

投稿者:  牧田司

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掘削機(本体は直径250ミリ、長さは6m)

 ポラスグループのポラスは3月12日、同社グループが担当してした地盤改良事業を分離して新会社「シバテック」を設立し、新たに開発したオリジナルの地盤改良工事を武器に他社にも販売していくと発表した。

 新たに開発した地盤改良工法は「SF-Raft工法(エス・エフ・ラフト)」で、既存の「柱状地盤改良工法」と比べ地盤に影響されず、工期が短縮できるなど10~40%のコストダウンが可能という。すでにグルーブの戸建て約200棟の施工実績があり、掘削機を増強して他社にも販売していく計画だ。特許申請中。

 発表会に臨んだシバテック取締役・上島正彦氏は「現在、掘削機は2機しかないが、9月にはもう1機できる。来期の他社販売目標は20棟。将来的には大きな会社にしたい」と抱負を語った。事業開始は2014年11月。中内晃次郎氏が社長。従業員数は13名。

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 専門的なことは省くが、技術を開発したのは同社グループのポラス暮し科学研究所生産グループG係長・菊地康明氏ともう一人の女性スタッフの二人。菊地氏は現場説明会で「2人がメインで開発した。地盤改良には選択肢が一つしかなかった。結果、過剰なコストがかかるものもあった。新しい技術はこれまで100万円かかったものが50万円で済ませるケースもある」と自信満々に語った。

 従来工法は地盤を掘削し、セメントスラムと地盤を混合・撹拌する作業に手間がかかるのに対し、新たに開発した工法は最深部まで掘削したあと、固めの特殊なセメントミルクを吐き出しながら掘削機を引き上げるもので、残土もほとんど出なかった。

 菊地氏は、毎年行われる木造耐力壁ジャパンカップのメンバーでもあり、同社RBA野球出場チームの主軸のひとり。野球は確実に走者を進める安打や進塁打を放つ打撃が持ち味。

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施工方法を説明する菊地氏

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 新会社・施工方法現地説明会と同時に行われた4つのリゾートをテーマにした「パレットコート越谷レイクタウン」(98戸)のモデルルーム見学会では地中海をモチーフにした〝オリーブ・カーサ〟2棟が公開された。

そのうちの1棟は、土地面積約150㎡、建物面積約101㎡、価格4,380万円。土間収納・下部収納、中2階のリビングスペース(7畳大)が付いているのが特徴。

「パレットコート越谷レイクタウン」は昨年11月から分譲開始。これまで42戸を供給し、26棟が契約済み。

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公開されたモデルハウス

 

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