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2015/03/25(水) 00:00

無垢材を多用 多世代が楽しめる 東急不動産「キュープラザ原宿」27日開業

投稿者:  牧田司

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「キュープラザ原宿」

 東急不動産は3月27日、〝ワタシが切替わる〟をコンセプトにした商業施設「キュープラザ原宿」をオープンする。地階から11階まで18店舗が入居するが、ほとんどが日本初、新業態、エリア初で、内装材に無垢材を用いているのが特徴。

 「キュープラザ原宿」は、同社の「環境ビジョン」に基づき、「東急プラザ表参道原宿」とともに周辺の緑とをつなぐエコロジカル・ネットワークの役割を果たすよう高木約210本を植えたほか、約120㎡の壁面緑化も施している。

 外観にはアルミパネルをルーバー状に貼り付け、渋谷側と原宿側から眺めた表情が異なるようにしている。店舗は飲食が中心だが、結婚式場、日仏バイリンガル教室、日本初のヘアサロンもある。

 施設は、東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅から徒歩1分、渋谷区神宮前1丁目の明治通りに面した敷地面積約655坪、11階建て賃貸面積約1,700坪。基本設計は東急設計コンサルタント、設計施工は竹中工務店。

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完成予想図

◇       ◆     ◇

 開業に先立って25日、報道陣に公開されたので見学した。マンション見学会などには多くて20人くらいしか集まらないのに約300人の報道陣が見学申し込みしているとかで、その数に驚いた。

 店舗は見学したが、ほとんどさっぱり分からなかった。「乃木坂46」というAKB48に対抗してできたというアイドルグループとコラボした「AREA-Q」なる新業態のエンタテイメント・コラボレーション・カフェにはカルチャーショックを受けた。

 しかし、一つだけ共感を覚えたことがある。多くの店が内装材に無垢材を用いていることだ。これは、同社がコンセプトとして内装材に自然素材を用いることをテナントに提案して受け入れられた結果、実現したものだという。

 そんな店舗の一つ、「オリジナルパンケーキハウス」原宿店を開業させるフークル・河﨑孝文社長は「内装に坪100万円以上かかっているかもしれない。若者だけでなく大人も楽しめる雰囲気の店にした。思い切って背伸びしてみた」と話した。

 若い層にもこうした自然素材が好まれるということを聞いてうれしくなった。そういえば、「スープストックトーキョー」や「コメダ珈琲」も本物の木を内装材に使っている。一部の店を除き、飲食店はわれわれの世代でも利用できそうだ。

 外観もなかなかいい。完成予想図を見たときは異様な建物に感じたが、実際の外観は使用されているオレンジ、ピンク、グリーンなどのルーバーは洗練された色で、原宿の街に溶け合っている。

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