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2015/07/03(金) 00:00

住友不動産 全621戸の「スカイティアラ」完成 外構が素晴らしい

投稿者:  牧田司

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「SKY TIARA (スカイティアラ)Residence in Forest」 

 住友不動産は7月3日、建設を進めていた板橋区小豆沢の大規模マンション「SKY TIARA (スカイティアラ)Residence in Forest」(全621戸)が竣工したのに伴い、報道陣向けに公開した。一般への棟内モデルルームの公開は7月11日から。ランドプランが素晴らしいマンションだ。

 物件は、都営三田線志村坂上駅から徒歩8~10分、同本蓮沼駅から徒歩9~11分、板橋区小豆沢一丁目に位置する19階建てウエスト棟456戸と13階建てイースト棟165戸の合計621戸。専有面積は57.20~88.40㎡。価格はウエスト棟が南向き74㎡で4,900万円台~5,700万円台、西向き72㎡で4,600万円台~5,000万円台、イースト棟が南向き70㎡で4,800万円台~5,800万円台。坪単価230万円。施工は大林組。

◇       ◆     ◇

 同社は、販売開始前に記者発表会を行っており、そのとき書いた記事を参照していただきたい。

 昨年3月にモデルルームをオープンして以来、問合せは5,000件を、来場者は2,000件をそれぞれ突破。これまでに全住戸の4割弱220~230戸が販売済み。竣工を前後して来場、成約者も当初の倍のペースに増えており、問合せ・来場者の居住地も地元中心からかなり広域に広がっているのが特徴のようだ。

 1年少しでこれくらい売れているのは売れ行きとしてはまずまずではないかと思う。当初は価格がやや高いという印象をユーザーの方も持たれたかもしれないが、今となってはかなり割安感もでてきた。広域から集客できているのも、ユーザー自身が価格の上昇を肌身に感じているからだろう。販売ペースはこれから上がっていくのではないか。

 完成したマンションについては、やはり総合設計制度の許可を受けている物件だけに、ランドスケープデザインが素晴らしい。総敷地面積約16,000㎡のうち約4,800㎡が公開空地として整備されており、シラカシ、アラカシ、ケヤキ、スダジイ、サカキなどの中高木が約1,000本植えられている。

 参考ながら、東京都は平成22年に総合設計制度の改正を大幅に行っており、緑や住宅の質、防災面での取り組みを重視するように改めた。それ以降、業界側からは厳しくなったという声が聞かれるが、それは認可件数の数字にも表れている。

 東京都全体で平成20年は37件だったものが、21年は13件、22年は14件で、改正後の23年は5件と3分の1程度に減少。24年も5件しかない。25年以降の数字はまとまっていないようだが、住友不動産のこの物件は25年に認可された案件の一つだ。

 物件全体ではレベルの高いマンションだと思う。ランドスケープデザインだけでなく、二重床・二重天井、グローエの水栓、ミストサウナ、S-マルチコア、フレキシブルプランの採用など水準以上だ。ガラス付きバルコニータイプの住戸も15戸ある。

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公開空地

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エントランス

「ティアラ」にふさわしい外観デザイン 住友不動産「スカイティアラ」(2014/2/27)

 

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