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2015/08/07(金) 00:00

積水ハウス 日本初の「スマート防災エコタウン」東松島の市営住宅が完成

投稿者:  牧田司

 積水ハウスは8月7日、同社と宮城県東松島市とが官民一体で進めてきた「市営柳の目東住宅」が竣工し、8月8日から入居が始まると発表した。

 「市営柳の目東住宅」は、東松島市の意向を受け、同社が企画・設計、土地購入、開発、農地転用、造成、建築を一貫して担う買取型事業として実施。周辺の病院・公共施設を結ぶマイクログリッドにより電力を供給し、エコで災害に強いまちづくりの実現を目指す「東松島スマート防災エコタウン」構築事業を進めている。システムの完成、稼働開始は2016年3月の予定。

 「東松島スマート防災エコタウン」構築事業は、市営住宅と周辺の病院公共施設を結ぶ自営線による日本初のマイクログリッドを構築し、太陽光発電460kWを持つ自営線特定規模電気事業者(自営線PPS)がCEMSにより最適制御しながら電力供給を行う。太陽光発電で年間256t-CO2の二酸化炭素排出を削減し、エリア内でのエネルギーの地産地消を実現する。

 不足する電力は、東松島市内にある低炭素型電源から既存電力網を利用して供給することで、地域全体の地産地消も可能となる。系統電力が遮断した場合にも、同タウン系統内の太陽光発電と蓄電池を用いて安定化させ、大型のバイオディーゼル発電機と組み合わせ3日間は通常の電力供給が可能。

 市営住宅は、戸建て70戸と集合住宅15戸の合計85戸+集会所。居住面積は戸建が2LDK(59.68㎡、34戸)、3LDK(71.30㎡、16戸)、4K(78.83㎡、20戸)。集合住宅が1LDK(41.96㎡)。

 

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