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2015/08/17(月) 00:00

不動産経済研究所 「住宅・不動産業界 激動の軌跡50年」を刊行

投稿者:  牧田司

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 マンションの市場動向を調査発表している株式会社不動産経済研究所が「住宅・不動産業界 激動の軌跡50年」を刊行した。同社は、不動産業界人にとって必読ともいえる日刊紙、「不動産経済通信」を発行しているが、その月曜日付けのコラムの50年分の中から時代の変遷を特徴づける157編をピックアップして編集したものだ。昨年、同社が創業50周年を迎えたことから贈呈本として編纂した。評判が良いので直販で売り出すことにしたという。

 同社から本が送られてきたのでページを捲ってみた。はっきり言ってこれは面白い。第1部高度成長期~列島改造からオイルショックまで、第2部安定成長から民活・バブル前夜まで、第3部狂乱バブル発生、波及そして崩壊、第4部失われた20年~資産デフレと都市再生、Jリート、第5部リーマンショック、東日本大震災から再び五輪へ、という5部立て。その時々の政策の動きや世間の目線、不動産業界の受け止め方などが手に取るようにわかる。それぞれのコラムが2000字強なので読みやすい。

 記者は、「ふむふむ、そういえば、あのときはこんなことがあったな」などと思い出しながら読んだ。読み終わって感じたのは、不動産業界の歴史は繰り返えしの歴史だということ。バブルが起きて崩壊して、またバブルが起きて崩壊する。いつか来た道、とわかっていながらも突っ込んで行って破局を迎える。この50年間、不動産業界はこれを繰り返してきた。その意味では、同書は歴史を振り返る本であるとともに、未来を展望するための本としても読める。

 一般書店では扱っていないので、購入は同社のホームページからアクセスして申し込んでほしい。https://www.fudousankeizai.co.jp/

 

 

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