「木和美(きわみ)」イメージ
アキュラホームは10月16日、日本の伝統的な「匠の技」を現代の住宅に採り入れた「木和美(きわみ)」の販売を開始した。
「木和美(きわみ)」は、価格2,000万円(133㎡)台からで、普及価格帯でありながら匠と呼ばれる職人技を採り入れる仕組みを加えた業界でもこれまでに例のない住宅。
組子細工による障子の骨組に和紙デザイナーの手漉きによる和紙を張ったオリジナル組子障子をはじめ、左官職人によるダイナミックなデザインと緻密で丹念な作業によって生まれる表情を活かした左官仕上げを、外壁はもちろん内壁にもアクセントとして採り入れるほか、数寄屋大工による手仕事や庭師による本格庭園から坪庭まで伝統技術を住空間に活かす。
「木和美(きわみ)」に関わった職人は左官職人・久住有生、数寄屋大工・杉本広近、庭師・比地黒義男、和紙作家・堀木エリ子、建具職人・和田伊弘の5氏。
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これは間違いなく売れると読んだ。今年8月、同社社長・宮沢俊哉氏が主宰する日本最大級の工務店ネットワーク「ジャーブネット」の「第16回ジャーブネット全国大会」を取材したのだが、この5氏の共同作品が会場に展示されていたのを感動しながら見た。
記事には「「いったいこの作品をお金に換算したらいくらになるのだろう。このままどこかに展示はできないのか」と率直に書いたほどだ。展示どころか実際に販売するというのもよく分かる。
「木和美(きわみ)」には、その作品のエッセンスが盛り込まれるはずだ。「木」の肌触り、風合いが好まれるのは世界的な流れだ。同社はモデルハウスをどこかに建てないのか。
世界のメディアが匠の技に注目 第16回ジャーブネット全国大会(2015/8/9)