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2015/10/20(火) 00:00

トヨタホーム「目黒本町レジデンス」 割安の坪341万円 好調スタート

投稿者:  牧田司

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「目黒本町レジデンス」完成予想図

 トヨタホームが三菱地所レジデンスと共同で分譲中の「目黒本町レジデンス」を見学した。東急目黒線西小山駅から徒歩9分の全46戸で、坪単価が341万円と割安であることもあり、第1期(34戸)のうち23戸が契約済み。好調なスタートを切った。

 物件は、東急目黒線西小山駅から徒歩9分、目黒区目黒本町6丁目に位置する5階建て46戸。専有面積は39.29~72.27㎡、現在分譲中の住戸12戸(49.45~72.27㎡)の価格は4,650万~7,990万円。坪単価は341万円。竣工予定は2016年1月下旬。施工は不二建設。

 現地は、西小山の商店街を抜けたあたりから続く立会川緑道を通って少し入った商・住が混在する地域の一角。

 建物は高さ規制(17m)があり、そのたの斜線制限などのため5階建て(15m)。住戸プランは70㎡台の3LDKが中心で、キッチンカウンターはクォーツストーン、食洗機、ミストサウナ、同社とLIXILなどが7年をかけて共同開発した高通風網戸「クリアミド」が標準装備。引き戸は開閉ともソフトクローズ機能付き。バルコニー床はウッド調のシート貼り。

◇       ◆     ◇

 同社が2002年に野村不動産と組んで分譲した「セルシオヒルズすずかけ台」が首都圏で初の物件だった。記者は車のことはちんぷんかんぷんだが、物件名に〝セルシオ〟が付いており、カギをかざすだけで玄関ドアが開いたのにはびっくりした。

 あれから10余年。その間、環境に恵まれた「国分寺ゼルクハウス」「テラス大井町」「プラウド駒場」などいくつかの物件を見学してきたが、三菱地所レジデンスとの共同物件(5件目)は初めて見学する。

 「すずかけ台」の〝セルシオキー〟を見たとき〝かざすのも面倒。開けごまのカギをどこか開発しないだろうか〟と思ったが、いまは近づくだけで車のドアが開くスマートキーが開発されているそうだ。

 設備仕様は坪300万円を突破してくるのだから、一定の水準にあるのは当然のことだとだが、341万円というのはリーズナブルな単価だと思う。周辺の物件は軒並み350万円を突破してきているはずだ。

 記者も道すがら考えた。数年前なら320~330万円がアッパーだが、350万円を超えてくるのだろうか、しかし、いくらなんでも400万円はないだろうと…その350万円を切ったというのはさすが世界の〝トヨタ〟と評価したい。(正直に言えば、これが相場。他が高すぎるのだ)

 同社はハウスメーカー、デベロッパーとしては業界の中位かもしれないが、ユーザーからすれば世界的企業が分譲するマンションと受け止める。都心部はいざ知らず、準都心・郊外では高値追求などしないほうがいい。

 ただし、今回の物件には〝開けごま〟のスマートキーはコスト面などで採用していない。外観や建具・面材のデザインがよく、「クリアミド」は薄絹のようでクリアに見える。プランがいいと思ったコンパクトタイプは1戸を残すのみだ。

 首都圏では今回の物件が13件目だということだが、すべてが大手との共同分譲。今後は単独でできればやり、車の技術を応用したものも取り込みたいという。

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キッチン(木目調のデザインがいい)

 

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