「アリオンテラス大宮日進 美景(みかげ)の街」
大京が10月22日から販売を開始した一戸建てブランド「アリオンテラス(ALION TERRACE)」の第10弾「アリオンテラス大宮日進 美景(みかげ)の街」を見学した。JR川越線日進駅から徒歩6分の全5戸で、モデルハウスを除く4棟は青田売りにもかかわらず当日だけで4戸に申し込みが入った。
物件は、JR川越線日進駅から徒歩6分、さいたま市北区日進町2丁目に位置する全5戸。敷地面積は83.84~101.82㎡、建物面積は94.69~121.24㎡、価格は3,980万~5,030万円。施工はイトーピアホーム(2×4工法)。
◇ ◆ ◇
同社の一戸建ては、近鉄不動産との共同分譲を除いて2011年の第1弾「横濱山手」(7戸)から第2弾「芦花公園」(8戸)、第4弾「妙蓮寺」(9戸)を見学したが、その後はやめてしまった。
悪くはないのだが、いま一つ商品企画が甘く、デザイン的にも差別化が徹底できていないと失望したからだ。
今回の「大宮日進」は、マイナーな駅でもあるので心配したのだが、モデルハウスは抜群の出来だった。一見して惚れ込んだ。
デザインを担当したのは、アレス建築設計事務所・平田川奈氏。外観はフランク・ロイド・ライトの水平ラインをモチーフにした重厚感のあるもので、出窓、窓柱、壁ふかしの陰影や三連窓が美しい。「美景の街」と名付けたのもよく分かる。
内装もいい。玄関のクローゼットとリビングの出窓カウンターは本物そっくりのメラミン塗装、建具・面材は「木を超える美しさと機能性」が売りのパナソニック「VERITIS(ベリティス)」を採用しているのが特徴。
販売担当者によると、大手デベロッパーによる一戸建ての供給は最近ほとんどなく、8年振りとのことだった。マンションからの買い替えもあるという。
同社の一戸建てが進化しているのを確認できた。