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2015/11/02(月) 00:00

三信住建 「妙蓮寺」で坪単価294万円 それでも売れる東横線

投稿者:  牧田司

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「プレミアムレジデンス横濱妙蓮寺」完成予想図

 三信住建が分譲中の「プレミアムレジデンス横濱妙蓮寺」を見学した。妙蓮寺駅から徒歩2分で戸数39戸、坪単価は294万円。驚くような単価だが、9月から分譲開始し、すでに22戸が契約済みだからよく売れている。

 物件は、東急東横線妙蓮寺駅から徒歩2分、横浜市港北区仲手原二丁目に位置する6階建て全39戸。専有面積は64.98~85.48㎡。現在分譲中の住戸(4戸)の価格は5,878万~6,988万円(70.05~80.16㎡)。平均坪単価は294万円。竣工予定は平成28年6月上旬。売主は同社のほかセコムホームライフ(事業比率は50:50)。設計・監理はIAO竹田設計。施工は三信住建。販売代理は双日新都市開発。

 現地は、道路に面しているところは商業地域で、その奥は第一種低層住居専用地域。建物は東向きと南向き。2重床・2重天井、食洗機、ミストサウナが標準装備。

◇       ◆     ◇

 この単価を聞いたときは正直驚いたが、もともと単価水準の高い東急東横線。武蔵小杉を筆頭に駅近物件は軒並み坪300万円を突破しつつある。だから、駅2分で294万円も妥当かなと思えてくる。何よりも22戸が売れていることが証明されている。

 読者の方はご存じないかもしれないが、バブルが終息するころ、佐藤工業「ザ・ヴィスタ妙蓮寺」が分譲された。確か坪単価は330万円くらいで、全61戸ほとんどか億ションだった。

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 それにしても同社の伸びがすさまじい。同社はマンション用地の取得・卸しで急伸している会社だが、会社設立の2006年度は開発・取扱い件数が18件1,409戸、売上高20億円だったのが、2014年度は開発・取扱い件数が45件2,269戸、売上高294億円だ。10年足らずで売上高は10倍に伸びた。

 同社社長・信田博幸氏は長谷工コーポレーション出身。2005年に取締役兼専務執行役員に就任。2006年に退社し、同社を立ち上げた。

 ブランド名「プレミアムレジデンス」は、自社で分譲する物件に冠するもので、今回が3物件目。記者は2年前、第一号の「プレミアムレジデンス府中西府駅前」を見学し、記事にしている。なかなかいい物件だった。この記事は、いま問題になっている横浜市の傾いたマンション問題を考える意味でも参考になるはずだ。

左手にタコ、一筆書きのようにマンション検査徹底 新三平建設・高谷氏(2013/11/19)

 

 

 

 

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