RBA OFFICIAL
 
2016/02/10(水) 00:00

〝フレー!フレー! ハセジョ〟 長谷工コーポ他「ブランシエラ浦和駒場」

投稿者:  牧田司

pic_main01.jpg
〝フレー!フレー! ハセジョ〟(同社ホームページから)

 長谷工コーポレーションと大成有楽不動産が2月下旬に共同で分譲する「ブランシエラ浦和駒場」を見学した。マンションの事業企画から開発推進、設計、施工、販売、インテリア内装、管理まですべての業務に長谷工グループの女性社員が携わっている〝ハセジョプロジェクト〟だ。女性目線を生かした子育て・ファミリー世帯向け提案が随所に盛り込まれているのが特徴だ。

 物件は、JR京浜東北線浦和駅から徒歩18分、または同線北浦和駅から徒歩18分、さいたま市浦和区駒場一丁目に位置する7階建て全146戸。専有面積は68.11~83.51㎡、予定価格は2,900万円台~5,200万円台(最多価格帯3,800万円台)、坪単価は170万円前後の予定。竣工予定は2017年2月末。設計・施工・監理は長谷工コーポレーション。

 現地は、駅からはやや距離があるが、浦和駒場スタジアム、駒場緑地、浦和総合運動場、市立浦和高校などが揃う文教エリアの一角。敷地は「浦和ルーテル学院」の跡地。建物はL字型で、住戸は南向きと西南西向き。プランは約75㎡のものが中心。

20160121_1_1.jpg
「ブランシエラ浦和駒場」完成予想図

 ◇      ◆     ◇

 見学の主な目的は、モデルルームに女性目線の提案がどこまで盛り込まれているか、どこまで差別化が図られているかを見るためだった。

 モデルルームは約83㎡。なるほど女性の企画だとすぐわかったのは、白を基調にしたシンプルなデザインであることだった。女性だから派手に飾り立てるだろうと考えるのは偏見。

 さすがだと思ったのは、基本プランでは5畳大の洋室となっているものを、約4.9畳大の「ファミリーユーティリティ」と呼ばれる多目的スペースにして提案しているものだった。キッチンと一体して使えるようにしていた。これに近い提案は他社も行っているが、なかなかいい提案だ。

 この提案とセットになっているもので、優れているのは1.2m×1mの下部収納付きのカウンターだ。これは親子が一緒に調理したり、忙しい時に軽いものを食べたりするのに便利なものだ。

 女性社員による商品企画「U’s-style」では、「ドレッサーⅢ」がいい。化粧しやすくするよう鏡の奥行きを違え、取り出しやすい収納棚を設けているものだ。これもなるほどと思った。

 販売を担当する長谷工アーベスト受託販売第三部門プロジェクトマネージャー・西谷美由貴氏は、「ドレッサーは進化形の第三弾。カラーリングも普段より多い流行りの色をそろえました。子ども部屋にマグネットを取り入れたのも提案の一つ。企画の責任者もモデルルームの責任者も女性部長です。販売も女性ばかり5人で対応しています。女性ばかり? もともと女性が中心のチーム。慣れていますから、そんなに男性を意識することはありません」と話した。顔には「女性だからと特別な目で見てほしくない」書いてあった。記者も同感。そんなに特別視しているわけではない。ただ、細かいところに気を配るのは女性のほうが優れているとは思う。

 圧倒的な価格の安さは武器にはなるが、駅から遠いハンディをどう克服するか。〝フレー!フレー! ハセジョ〟。

20160121_1_3.jpg
手前が「ファミリーユーティリティ」。中央にあるのがカウンター

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン