「シティタワー武蔵小杉」(右隣が「グランツリー武蔵小杉」)
住友不動産は3月2日、先に竣工した「シティタワー武蔵小杉」の竣工記者発表会を行った。分譲開始した2年半前は完成していなかった駅前の「武蔵小杉東急スクエア」「ららテラス武蔵小杉」「グランツリー武蔵小杉」が完成し、街は一変。全800戸のうち約6割が分譲済みで、同社は「順調な売れ行き。今後1年半くらいの間に完売したい」と話している。
物件は、JR横須賀線・湘南新宿ライン、東急東横線・目黒線武蔵小杉駅から徒歩4分の川崎市中原区中丸子に位置する免震の53階建て全800戸。専有面積は55.23~72.35㎡、坪単価は350~400万円。施工は前田建設工業。竣工は平成28年1月。
天井高約8メートルのエントランスラウンジ(列柱のような石張りの柱がとてもきれい)
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見学の目玉は「アウトフレーム工法を採用することで、70㎡の広さでもワイドスパンの『ダイナミックパノラマウインドウ』の機能がある」(同社)というそのプランだ。
写真を見ていただければわかるが、床から50㎝くらいの高さから天井近くまで2.2mくらいのハイサッシになっており、幅は約5m。圧倒的な開放感がある。隣のバルコニー付きの洋室と比較するとそれがよくわかる。
「70㎡でも73~74㎡の機能がある」ことについて、同社担当者は「お客さんの評価が非常に高い」と話した。70㎡の3LDKは、先に記事にした「シティテラス荻窪」でも採用されており、こちらは収納に工夫を凝らしている。
ダイナミックパノラマウインドウ(左)とバルコニー付きの洋室