住友不動産が開発を進めてきた、JR山手線高田馬場駅の南側、戸山公園に隣接する約2.4haの職住近接の街「新宿ガーデン」の街区全体が3月31日に竣工し、先日(5日)、報道陣に公開された。
敷地面積の約66%、約1.5haを大規模な空地や緑地として整備。既存公園である都立戸山公園、区立西戸山公園と連携した緑地空間のネットワークの形成を図っている。敷地内に認可保育園を設置する。
事業の中核となる超高層免震タワー「住友不動産新宿ガーデンタワー」(地上37階建て、高さ150m)の周辺には教育機関や木造密集市街地など住宅エリアが広がっていたため、地域の防災拠点としてイベントホールを帰宅困難者の一時滞在施設として地域に開放するなど、災害時において安心安全な街づくりを行った。BCP対策(免震構造、停電時の3重のバックアップ)、最先端のオフィススペックが評価され、オフィスは満室稼働する。
24~37階の賃貸「ラ・トゥール新宿ガーデン」は全363戸で、専用面積は37.12~143.51㎡、平均面積は100㎡超。1カ月から使える家具付きマンションの「サービスアパートメント」を複数フロア、住みながら働くSOHOも1フロア用意した。賃料は約19万~78万円。15%の入居が決まっている。
竣工により、同社の高級賃貸〝ラ・トゥール〟シリーズとしては20棟目、累計2,735戸となる。
分譲マンション棟「スカイフォレストレジデンスタワー&スイート」(361戸)は昨年竣工。現在、14戸が先着順で分譲中。
住友不動産、高田馬場のタワーマンション竣工 売れ行きも好調(2015/3/6)