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2016/05/11(水) 00:00

野村アーバン ネット 第4回「ありがとう、わたしの家」受賞作品決定

投稿者:  牧田司

 野村不動産アーバンネットは5月11日、第4回「ありがとう、わたしの家」キャンペーンの入賞エピソードを決定・発表した。

 キャンペーンは、不動産情報サイト「ノムコム」で「家と家族に関する思い出」のエピソードと関連する写真を募集し、応募の中からグランプリ賞などを決定し紹介するもの。4回目の今回は、全国から215点の応募があり、グランプリには武居ぱんださん(埼玉県)の「父の夢をつないで」が選ばれた。

 詳細はキャンペーンサイトhttp://www.nomu.com/arigato/ へ。

◇       ◆     ◇

 グランプリ賞の「父の夢をつないで」を読んだ。三人姉妹の長女が、家を新築することが長年の夢だった父の苦労を回顧する物語だ。亡くなられたお父さんの年齢は不詳だか、昭和50年代の後半から平成の前半にかけて、当時のサラリーマンがいかに家を取得するのが大変だったかが正直につづられている。

 建てようと思った宅地が「調整区域」だったという記述にはドキッとさせられた。武居さんのお宅の住所は分からないが、「埼玉県」であればさもありなんといま思った。

 かつて埼玉県は「調整区域に家が建つ」というなんとも不可思議なことが当たり前のように行われていた。建築基準法第34条第1号を〝悪用〟した開発が後を絶たなかった。年間数十件はあったはずだ。花屋、文具屋、八百屋、本屋などが連なって建てられ、分譲された。行政は見て見ぬふりをした。取材して記事にもしたが、開発業者からは「首を洗って待っていろ」と脅されたことがある。生きた心地がしなかった。

 

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