三井ホームは5月25日、ツーバイフォー工法(枠組壁工法)では延床面積で国内最大となる5階建て(1階RC造)特別養護老人ホーム「花畑あすか苑」(事業主:社会福祉法人聖風会)が完成したのに伴い、報道陣に公開した。
4層以上の中層木造建築物の地震時の横揺れに有効な新技術としてカナダで開発されたミッドプライウォールシステムを採用した国内初の建物でもあり、建築にあたっては強度を確保するための独自金物を用いたタイダウンシステムを全面的に採用し、個室ユニット組み立てによる施工方法を採用するなどの合理化も図っている。平成26年度の国土交通省木造建築技術先導事業として採択されている。
入居者の募集は4月から始まっており、多床室40床は120件、個室ユニット100床は150~160件の申し込みがあったという。
物件は、足立区花畑4丁目に位置する5階建て(1階:鉄筋コンクリート造 /2~5階:2×4 造)延べ床面積9,773.24 ㎡(2,956.40 坪)。建物用途は特別養護老人ホーム140 室、短期入所生活介護施設20 室、認知症対応型デイサービスセンター、居宅介護支援事業所、地域交流スペース(防災拠点型)。設計はメドックス。施工は三井ホーム。設備などを含む建築費は約30億円。
◇ ◆ ◇
楽しみにしていた見学会だが、予想していた通り外観・内装は放火基準を満たすためにほとんどがケミカル製品で覆われていた。
前回の記事を添付するのでビフォー、アフターを見ていただきたい。
三井ホーム わが国初のツーバイフォー5階建て(1階はRC)特養が上棟(2015/12/9)