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2016/05/27(金) 00:00

総合地所「ルネ世田谷千歳台AYUMIE」 扁平梁、ハイサッシなど採用

投稿者:  牧田司

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「ルネ世田谷千歳台AYUMIE」完成予想図

 総合地所が5月24日、「ルネ世田谷千歳台AYUMIE」のメディア向け見学会を行った。同社が長谷工コーポレーショングループ入りしてから初めて双方で商品企画を練った物件で、「学住近接」が売りの物件だ。

 物件は、京王線千歳烏山駅から徒歩17分、世田谷区千歳台6丁目に位置する6階建て全64戸。第1期(13戸)の専有面積は60.70~81.36㎡、価格は4,998万~7,898万円。坪単価は286万円。完成予定は2017年2月中旬。施工は長谷工コーポレーション。「AYUMIE」は「歩みの家」が由来。5月24日から分譲開始されている。

 現地はバス便(芦花公園駅バス12分、バス停徒歩3分)で、現地は中層マンションなどが立ち並ぶ一角。保・幼・小・中・高のすべてが500m圏内に揃った“学住近接”立地。敷地・建物は南北に細長い形状で、各住戸は東向き。道路を挟んだ対面は生産緑地とサ高住の建設予定地。

 外観デザインは、水平ラインを強調し、タイル、アルミルーバー、ガラスの3素材によって重厚感を演出している。敷地の北側にはケヤキの既存樹を残している。

 設備仕様は、二重床・二重天井、7m以上のワイドスパン、食洗機、ディスポーザ、バックカウンターなどが標準装備。扁平梁を採用することでハイサッシも実現した。

 現在、資料請求は約300件、来場者数は約100件。来場者の居住地は世田谷区が約75%、年収は500~600万円台(約6割がダブルインカムで世帯年収は1,000万円以上が50%)。予算額は4,000~5,000万円が34%、5,000~6,000万円が35%。

◇       ◆     ◇

 千歳烏山駅からだと道路が狭いのがネックだが、現地はかつてマンションがたくさん供給されたエリアだ。駅に近い物件の価格・単価差がかなりあったために、一部不振物件もあったが売れ行きはまずまずだった。芦花公園にも近くファミリーにはいい住宅地だ。

今回の同社の坪単価286万円はやはり高いという印象を受ける。しかし、この前、野村不動産「大田六郷」の記事でも書いたように、都内23区で坪単価250万円以下というのは絶望的な状況だ。人気沿線の駅から相当距離のある物件でもことごとくこれくらいの単価になることを覚悟しなければならない。

モデルルームタイプは南側にキッチンが設置されており、扁平梁のよさもよく表現できている。。「AYUMIE」は「三重県」と関係があるのかと思ったが、そうではなかった。

 

 

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