三菱地所レジデンスとオープンハウス・ディベロップメントが共同で9月に分譲する三菱地所レジデンスのフラッグシップマンションシリーズ「ザ・パークハウス グラン 麻布仙台坂」のモデルルームを見学した。
物件は、東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線麻布十番駅から徒歩9分、東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩13分、港区南麻布1 丁目に位置する地上5階地下2階建て全11戸(事業協力者住戸2戸含む)。専有面積は120.75~133.99㎡、予定価格は24,000万円台~32,000万円台、坪単価は800万円前後になる模様。売主は同社のほかオープンハウス・ディベロップメント。施工は戸田建設。デザイン監修は柴田知彦・柴田いづみ+SKM設計計画事務所。インテリアデザインはメック・デザイン・インターナショナル。竣工予定は2017年12月中旬。販売開始は9月上旬予定。
現地は、韓国大使館が近接する高台立地。総戸数11戸でありながら、車寄せを配し、駐車場も12台駐車可能とするなど共用部にも力を入れているのが特徴。分譲マンションで初めて国際的な森林認証制度であるFSC部分プロジェクト認証を受けた第一弾プロジェクト。
住戸は全戸角住戸タイプで、リビング・ダイニング、主寝室とあわせキッチンにも床暖房を設置する。
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小規模ながら、専有部だけでなく共用部にもきめ細かな工夫・配慮がされている。共用部には「ジュライエロー」と呼ばれるジュラ紀の地層から採石された大理石で、本革の表面のような「レザー仕上げ」。暖炉付きのラウンジも設置する。
モデルルームは133㎡のタイプで、一部オプションはあるが、レベルは高い。玄関扉は玉杢の突板仕上げで、玄関・ホールは4~4.5畳大。床は自然石か大理石、建具・面材は突板。天井折り上げ天井は斜めにカットして広がりを見せるようにしている。グローエの水栓もなかなかいい。
坪単価800万円はいい線だろうと思う。港区内の高級住宅街のマンションはこれから全てこれくらいの単価以上になるはずだ。それにしても、この値段を聞いて全然驚かなくなったということは、記者もかなり気持ちだけはバブリーになってきたということか。