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2016/08/16(火) 00:00

マラソン3回分122kmの家事労働短縮 動線や洗面室の工夫で実現 アキュラホーム調査

投稿者:  牧田司

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洗面室の一例

 フルマラソン3回分の約122km、時間にして約1日分の家事労働時間の短縮-アキュラホーム住生活研究所(所長:伊藤圭子氏)は8月16日、アキュラホームが2015年に全国で手掛けた100棟の住宅について調べたところ、家事動線の短縮や洗面室の面積拡大と収納充実を図った結果、年間にして約122㎞、時間にして約25時間(80mを1分として計算)の短縮が実現したという調査結果をまとめ発表した。

 調査によると、「キッチン⇔洗面室」の距離は、2015年は平均で3.63mとなり、2009年の5.72mから約36.5%短くなった。その要因として、2カ所から洗面室に出入りできる間取りプランの採用率が2009年には21%だったのが、2015年には38%に増えたことを指摘している。

 洗面室については、平均面積は、2009年には4.44㎡(1.34坪)だったのが、2015年には5.22㎡(1.58坪)に拡大している。

 また、キッチンに関する調査では、「対面キッチン」が9割前後を維持しており、主流の流れには大きな変化はないとしながらも、油の飛び、汚れなどの影響を受けやすい完全な「オープンキッチン」はやや減少傾向にあり、機能性を重視した「壁立ち上げ型」が好まれる傾向にあるとしている。

 調査結果について同研究所は、「2014年4月に発売した『住みごこちのいい家』による提案が寄与したものと考えられ、主婦の家事ラクに大きく貢献した」としている。

◇       ◆     ◇

 とても面白い調査結果だ。122kmの根拠について同研究所は、30代の日本女性が1日に歩く歩数6,919歩、歩幅70cm、家事時間(平均4時間33分)の割合が1日の約19.0%などからはじき出したとしている。

 やや乱暴な計算のような気もしないではないが、主婦労働がいかに過酷であるかを同研究所は明らかにした。洗面所を広くして収納を増やしたことが家事ラクにつながったという結果も興味深い。

 注文を付けるとすれば、家事労働時間の短縮は肥満・メタボの改善につながったか、親子、夫婦関係にどのような影響を与えたかなどについても追跡して調査し、報告してほしい。

 

 

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