住友林業は10月3日、天然由来アロマ製品(精油)の輸入販売会社・フレーバーライフ社から本社ビルの施工を受注し、着工したと発表した。、2016年2月に国土交通省の「サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されたプロジェクトでもある、
鉄骨造を「木」で耐火被覆した7 階建の木質ビルで、街のシンボルとして都市部の駅前狭小地に美しい景観と地域交流を生み出す。総工事費は約4億円を見込んでおり、2017年7月末に竣工する。
建設地は国分寺の駅前通りに面し、1 階は店舗として活用。敷地面積は180.80 ㎡で各階延床面積が90㎡前後のペンシル型ビル。1~3 階は2時間耐火構造、4 階~7階にかけては1時間耐火で大臣認定(日本集成材工業協同組合)を取得している鉄骨内蔵型耐火集成材を採用する。O法人team Timberize 監修の元、㈱スタジオ・クハラ・ヤギが担当。フレーバーライフ社のコーポレートイメージに沿った都会の森を実現する木質ビルを提案した。
同社は木化営業部を中心に中大規模建築物の木造化・木質化を推進しており、現状、年間40億円の受注高を19年3月期には100億円に拡大することを目指している。