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2016/10/06(木) 00:00

神楽坂の路地空間を共用部に演出 三菱地所レジ「ザ・パークハウス山吹神楽坂」

投稿者:  牧田司

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「ザ・パークハウス山吹神楽坂」完成予想図

 三菱地所レジデンスが10月8日(土)から分譲開始する「ザ・パークハウス山吹神楽坂」を見学した。神楽坂駅圏では希少の100戸超の大規模マンションで、「和」のテイストをふんだんに盛り込んだ物件だ。

 物件は、東京メトロ有楽町線江戸川橋駅から徒歩4分、東京メトロ東西線神楽坂駅から徒歩7分、新宿区山吹町に位置する13階建て全108戸(事業協力者22戸含む)の規模。専有面積は60.30~94.95㎡、第1期(38戸)の価格は6,540万~14,490万円(最多価格帯7,600万円台・7,900万円台)、坪単価は400万円。抽選日は10月16日(日)。竣工予定は2017年11月下旬。施工は熊谷組。

 現地は、江戸川橋通りに面しており、道路に面した西向き住戸は商業地域、やや奥まった南向き住戸は準工業立地。

 〝光の長屋門〟をイメージした建物エントランスは別棟になっており、竹林の中庭が垣間見えるように工夫しているのが特徴。前庭に竹をふんだんに配し、2層吹き抜け部分にはガラスウォールを、壁は杉板の質感を現したコンクリートや櫛引壁をそれぞれ採用している。

 住戸プランは60~75㎡が中心で、キッチン・洗面カウンタートップは御影石、バックカウンター・吊戸棚、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナが標準装備。

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エントランス

◇       ◆     ◇

 大手マンションデベロッパーで構成されるマンションポータルサイト MAJOR7(メジャーセブン)が先に発表した第23回「住んでみたい街ランキング」首都圏ベスト20から「神楽坂」が消えた。2004年の第1回では13位で、昨年もかろうじて20位に入っていたのに、これはどういうことか。

 ランキングはアンケートによるもので、その時々の大手デベロッパーの供給物件に左右される傾向があり、「神楽坂」では大規模物件はほとんど供給されなくなってきたことが影響しているのだろう。最近では丸紅とモリモトが昨年分譲した「グランスイート神楽坂ピアース」(118戸)以来だ。

 とはいえ、「神楽坂」の人気が落ちてきているわけではないと思う。分譲単価は他のエリアに引っ張られたこともあるが400万円を突破する。今回はそのストライクゾーンの低めだ。専有面積も圧縮気味だ。第1期の38戸というのも今の市況を考えれば納得だ。エントランスは神楽坂の路地を入った高級料亭のようだ。

 「住んでみたい街ランキング」といえば、今年、前年30位の「東京」が15位に、前年41位の「渋谷」が16位に浮上した。「東京」や「渋谷」がこれまでベスト20に入っていたかどうかは調べないとわからないが、おそらく初めてのランクインだろうと思う。三菱地所はその気がないようだが、記者は「東京」(丸の内)でマンションが分譲されれば坪3,000万円はすると読んでいる。

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ラウンジと中庭の竹林

 

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