「伊里前福幸商店街」完成予想図(隈研吾建築都市設計事務所提供)
ナイスは10月19日、建築家の隈研吾氏が設計を担当した新たな復興のシンボルとなる宮城県南三陸町の「伊里前福幸商店街」の移転新築工事を着工したと発表した。
「伊里前福幸商店街」の移転新築工事は、南三陸町の市街地再生の中核を担う株式会社南三陸まちづくり未来が進める事業で、同社は「ナイス・志津川・山庄特定建設共同企業体」の代表として参画するもの。全体設計は、新国立競技場のデザインを手掛けた建築家の隈研吾氏が担当している。
建物は木造・平屋建て延べ床面積672.79 ㎡(202.04 坪)。完成予定は2017年4月末。建物の内外装には南三陸産のスギが用いられる予定。
事業は、復興庁が認定している「南三陸町まちなか再生計画」の一環として計画されており、地域の生活を支える商材やサービスの提供をはじめとして地域コミュニティーの中核的機能を担い、また、国道沿いの高いアクセス性を生かして観光客も立ち寄りやすい市街地とすることを目指す。