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2016/10/28(金) 00:00

地域に根を張る ポラス中央住宅が城東エリアで伸ばせるわけ

投稿者:  牧田司

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「ザ・マインドスクェア瑞江」

 先日、ポラスグループ中央住宅マインドスクェア事業部東京東事業所が城東エリアに進出して10年を迎え、戸建て販売戸数がトータルで1,000戸になる記事を書いたが、今回はその続き。ほぼ1週間で完売した「ザ・マインドスクェア瑞江」を紹介する。

 物件は、東京都江戸川区瑞江4丁目の区画整理事業地内に位置する全7戸。土地面積は107~110㎡、建物面積は93.25~101.73㎡、価格は6,390万~7,500万円。構造は2×4工法2階建て。モデルハウス1棟は完成済みで、他は平成29年2月完成予定。

 現地は、表通りから一歩入った戸建てや中層のビルが建ち並ぶ第一種住居地域と近隣商業地域。敷地は3方が6m道路に囲まれた社宅跡地。

 建物は、パリ郊外の街並みをモチーフに、カースペースやアプローチに天然石の敷石を配し、サイクルスペースも設置。住戸プランは1階天井高2.7m、サッシ高2.2m、吹き抜けリビング・ダイニング、1階床は挽き板、食洗機、ユーティリティシンク、オリジナルの木製PCカウンター、小屋裏収納など(一部除く)。

 お盆明けに建設を知らせる看板を掲示したところ、問い合わせが150件に達したため、同社はモデルハウスの完成を待って10月半ばに販売する予定だったのを早め、9月末から受け付けたところ、ほぼ1週間で完売となった。

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キッチン・ダイニング

◇       ◆     ◇

 「瑞江」はどのような街であるかを少しは知っているが、分譲現場は全然知らなかった。観たとたん〝これなら何もしなくてもすぐ売れる〟と記者でもわかった。区画整理されたエリアだけに、駅近でもよく整備されており、隣接地には立派な戸建てや見事なパームが植えられた賃貸住宅らしきものもあった。

 いつものように、マンションにしたらいくらになるか坪単価をはじいた。最低でも250万円で、300万円近くすると判断した。

 つまり、マンションなら7,000~8,000万円するのに、戸建てで7,000万円前後なのだから売れて当然と判断したのだが、改めて同社の目利き力の確かさを思い知らされた。

 前回の「ヴィル・ボワール森下」と同様、「ザ・マインドスクェア瑞江」のモデルハスの現場で、中央住宅マインドスクェア事業部東京東事業所所長・南部好克氏と話し合ったのだが、南部氏が興味深いことを話したので紹介する。

 読者の皆さんは東京都の区市町村別主要10か国外国人人口データをご存じか。確か昨年か一昨年あたりだったと思うが、港区でも中国人がアメリカ人を上回り、現在は中国人が23区すべてでトップになっている。

 面白いのは江戸川区で、ここも中国人が圧倒的に多いのだが、インド人が韓国人についで第3位の3,126人に上っている。区部全体のインド人居住者は9,458人だから、実に33.2%の人が江戸川区に住んでいることになる。隣の江東区の1,788人と合わせ52.0%を占める。

 〝なぜなのか〟その理由を南部氏が話した。

 南部氏が懇意にしており、「紹介を通じて何件も成約させていただいている」インド人の方によれば、インド人コミュニティの名士ともいうべき方が〝荒川はインドのガンジス川に似ている〟と話したのがきっかけだそうだ。

 その話を聞いて記者も納得した。荒川のどこがガンジス川に似ているのかさっぱりわからないが、インドにとってガンジス川は文明発祥の地で、聖地であることくらい記者も分かる。日本の富士山のような存在か。室生犀星の「ふるさとは遠きにありて思ふものそして悲しくうたふもの」はインド人も同じなのだろう。

 もうこれ以上書かないが、地域密着とはこういうことを言うのだろう。インド人コミュニティに溶け込み、口コミで成約を伸ばせるのは南部氏の人徳か。今回の物件も、以前に分譲した「瑞江」の物件の購入を検討した人が多く、また、モデルハウスをみて「篠崎」の物件を購入した人が3人いるという。「城東エリアで年間300棟」という目標は南部氏にとって越えられない壁ではないように思えてくる。

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リビング

ポラスグループ 城東エリア進出10年 戸建て年間100棟、トータル1,000棟達成へ(2016/10/20)

 

 

 

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