威南記海南鶏飯(Wee Nam Kee Hainanese Chicken Rice/ウィーナムキー ハイナンチキンライス)は11月17日、日本3号店目となる中野セントラルパーク店をオープンする。オープンを前にした16日、メディア向け試食会が開かれた。
中野セントラルパーク店は、「ガーデン・シティ」と呼ばれる中野四季の森公園に面しており。開放的で自然光が入り込む全席ガーデンビューの店内(38席)とシンガポールリゾートを満喫できるテラス(34 席)の全72席。東洋と西洋のスタイルを取り入れたインテリアデザインが特徴で、ウィーナムキーの現地の味・製法にこだわったシンガポールチキンライスが楽しめる。
威南記海南鶏飯はシンガポールの人気店の一つで、4店舗を経営するほか、フィリピン、インドネシア、韓国でも店舗を展開しており、わが国には昨年7月、田町に第一号店を初出店。その後、9月に銀座店を出店しており、今回が3号店目。今後、主要都市で展開し当面20店舗を目指す。
シンガポールチキンライス(海南鶏飯)は、元々中国南方の海南州からの移民によって伝えられた料理で、シンガポールでは日常食のひとつ。スチームまたはローストしたチキンとチキンスープで炊いたライスに好みのダークソイソース、チリソース、ジンジャーソースを合わせて食べるのが一般的。
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記者だって少しは料理の味がわかる。中華だって本場中国で素晴らしくおいしい料理を食べた。羊の内臓料理が最高に素晴らしかった。昔のパレスホテルのナシゴレンは絶品だった。
しかし、シンガポールチキンライスは初めて食べる味で、香味野菜の香りがした。中国料理というより、やはり南アジアの料理のような気がした。蒸した鶏肉は柔らかく、量がたくさんあるので若い人にお勧めだ。パクチーが最高においしかった。
シンガポールに旅行で行ったことがあるという弊社の若い女性に聞いたら、「この店行ったことあるかも。とてもおいしかった」と話した。
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メディア向けの試食会といえども酒の一杯くらいは出るだろうと思っていたが、待てど暮らせどその気配は全くないのでしびれを切らし、また、先日亡くなられた元東京建物会長・社長の南敬介氏(享年80歳)の供養にもなるだろうと考え、「すいません、お金を払いますのでこれくれませんか」と、5年物の紹興酒(650円)を頼んだ。値段はいつも飲むビール、日本酒、焼酎と同じくらいだった。
南氏が当時会長だった2007年、東京建物はこの土地(警察大学校跡地約3.5ha)を1,437億円で落札した。あれから約9年。中野四季の森公園のクスノキの大木は見事だった。