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2016/11/29(火) 00:00

ポラス「白岡」の戸建て 埼玉県「先導的ヒートアイランド対策モデル事業」に認定

投稿者:  牧田司

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品川社長(左)と上田知事(埼玉県庁で)

  ポラスグループの中央住宅が分譲している戸建て「風と緑のまち 白岡」(全21棟)が埼玉県が今年度に新設した「先導的ヒートアイランド対策住宅街モデル事業」の第一号として採択され、その認証式が11月29日、県庁で行われた。

 同事業は、ヒートアイランド対策が喫緊の課題になっている現在、埼玉県が一定以上の規模を対象に、課題を解決するための方策を盛り込んだ先導的な住宅街モデルを顕彰・補助する制度。

 「風と緑のまち 白岡」は、JR宇都宮線白岡駅から徒歩7分の土地区画整理地内にある全21区画。「素材」「水」「緑」「風」の力を利用した「パッシブ・ランドデザインシステム」を導入することによって、夏季の体感温度を5℃程度引き下げることを目指している。完成を前にしてすでに17棟が契約済みという。

 認証式に臨んだ上田清司・埼玉県知事は「今回の案件をきっかけに第2弾、第3弾と続:け、全ての戸建てでやっていただきたい」と述べ、同社・品川典久社長は「第一号案件に選ばれて非常にうれしい。責任も感じている。できる限り取り今後の物件にも採用していきたい」と語った。

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左から同社戸建分譲設計本部営業企画設計二課課長・野村 壮一郎氏、品川社長、上田知事、同社戸建分譲設計本部営業企画設計二課係長・酒井かおり氏、ポラス暮し科学研究所住環境G主任・福代 昇一氏

◇       ◆     ◇

 上田知事とポラス品川社長らとの懇談が終わり、報道陣が続々と知事室から退室したので記者も帰ろうとしたその時、背後で〝2戸買う〟〝娘夫婦〟〝シキ〟というとぎれとぎれの上田知事の言葉が、多少耳が遠くなった記者にもしっかり聞こえた。 

 しめた、大スクープだ。認証式など吹っ飛んだ。耳は遠くなっても、頭の回転は並みの記者には負けない。上田知事は68歳。昨年8月の知事選で他の4候補を全く寄せ付けず4選を果たしたばかりで、この日も「ずいぶん報道陣が多いな」と上機嫌で認証式に現れた。とても元気そうに映った。 

 そんな知事が、死期が迫りつつあることを自覚し、娘に病気の面倒を見させるために「一戸建て」を餌に呼び寄せ、子孫の為に美田を買う-大新聞社が飛びつきそうなビッグニュースに、退室にもたもたしたばっかりに得た僥倖を逃す手はない。

 早速、上田知事に「書いていいですか」と聞き、「いいよ。奥さんと娘夫婦の了解は得ていないが」と上田知事から了解も得た。

 そこで、正確を期すためにポラスの広報マンに「死期が迫っているので、娘さんとのも含め御社の戸建てを2戸買うと上田知事が仰ったんですよね」と念を押したら、広報マンは「『死期』じゃありません。埼玉県の『志木』ですからね。娘さん夫婦が志木市に住んでいるんじゃないですか? その志木市で今回のような戸建てを分譲するのであれば、買いたいということでした」と、記者のウイットが理解できたのかできていないのか真顔で答えた。

 なるほど、何だ、ただのリップサービスではないか。しかし、ただでは起きないのが記者だ。上田知事!志木は価格が高くなりすぎ。「浦和美園」はいかがですか。ポラスさんは戸建てを分譲していますし、NTT都市開発さんは30坪で5,000万円台のマンションを分譲します。知事が戸建てとマンションを買われたら、浦和美園の人気が急上昇し、街の開発スピードも飛躍的にアップすると思いますが、いかがでしょうか。

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上田知事

◇       ◆     ◇

 これは大まじめ。上田知事!埼玉県の街路樹を何とかしていただきたい。この日、浦和駅から埼玉県庁に向かったのだが、総じて街路樹は貧弱で、しかも周囲の建物に遠慮するように10mくらいまで強剪定されていた。それはビュッフェの絵画のように見えなくもないが、寒々とした冬の風景をより一層際立たせ、不安を掻き立てるグロテクスなオブジェとしか記者には見えない。

 東京都や神奈川県には、街路樹の美しさが街のポテンシャルとなっているところが少なくない。埼玉県にそれはあるだろうか。

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浦和県庁第一庁舎(左)と第二庁舎の間の街路樹

 

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