住友林業が施工した東松島市立宮野森小学校が12月20日に竣工する。同社が手がけた初の木造小学校校舎で、施工を担当した中大規模木造建築物の中でも最大規模の施設。構造材にはヒノキ、スギの無垢材を使用。地元東北材を活用し、全面的に木の現しとすることで木質感あふれる空間にした。
校舎は、東日本大震災により移転地として高台に造成された新しい街区の里山と寄り添う敷地に立地、木造平屋建て(一部2階建て)、延床面積は約4,000㎡。施工費は約18 億円(電気・設備工事含む)。 約5,000本の無垢材を使用。校舎・屋内運動場がともに木造の小学校は宮城県初。