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2017/01/16(月) 17:35

三菱地所レジ 1棟リノベ「ザ・パークリモア 白金台三丁目」は全14戸が200㎡超

投稿者:  牧田司

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「ザ・パークリモア 白金台三丁目」外観

 三菱地所レジデンスは1月16日、一棟リノベーション事業のブランド名を「ザ・パークリモア」に決定し、その第一弾「ザ・パークリモア 白金台三丁目」のモデルルームを1月21日公開すると発表した。

 第一弾「ザ・パークリモア 白金台三丁目」は、東京メトロ南北線・都営三田線白金台駅から徒歩4分、港区白金台3丁目に位置する4階建て全14戸。専有面積は214.57~267.05㎡、第1期(5戸)の価格は28,800万~42,400万円。既存建物竣工は1987年(昭和62年)8月。施工は長谷川工務店(現長谷工コーポレーション)。リノベーション設計は南條設計室 一級建築士事務所。リノベーション施工はケーアンドイー(共用部)、パナソニックES建設エンジニアリング株式会社(専有部)。引き渡しは2017年3月中旬。

 従前は主に外国人向け賃貸として利用されてきたもので、全戸200㎡超。同社は2015年3月に取得、2016年3月までに全戸退去したのち工事を進めてきた。

 外観・中庭などの大規模改修を行い、Wオートロック、ゲート、宅配ロッカーなどを新たに設置し、セントラル空調システムを個別空調に更新したほか、ペアガラスの設置、ノンフロン断熱、二重床、エネファームなどを採用して省エネ性能の向上を図った。

 同社リノベーション事業部開発第一グループ長・田中正祥氏は、「バブル期の典型的な高級マンションで、同じような物件の更新期に入る。この物件はその嚆矢となるもの。バブル仕様のいいところを残しながら、当社の新築マンションのノウハウを注ぎ、基本性能を上げた」と話した。

 同社は2014年4月、「リノベーション事業部」を新設。一戸単位での事業とともに、今回一棟リノベーションマンションについても本格展開することにした。ブランド名には「renovation+more=もっと確かに、もっと価値があるリノベーション」という意味が込められている。

 今後、年間約100億の売上高を目標とし、将来的には年間約500~600戸(一棟含む)、売上高200億円を目標としていく。

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モデルルーム リビング

◇       ◆     ◇

 建物が竣工した昭和62年はバブルが発生して間もないころで、その後、バブルが崩壊する平成2年まで価格が暴騰した。所有権分譲なら坪単価は2,000万円をはるかに突破していたはずだ。施工を担当した長谷川工務店は外国人向けマンションにも注力していた。この物件も極めてレベルの高い物件だったのは間違いない。

 リノベーション後のモデルルームは約216㎡(約65坪)。大理石、御影石、オバンコール、クォーツストーンなどがふんだんに用いられ、パウダールームが2カ所、ゲスト用のトイレ、浴室には今は珍しいタオルウォーマーもついていた。

 当時の階高は3150ミリ、スラブ厚は200ミリで、新たにふところ厚130ミリの二重床にしてもリビング天井高は262ミリ確保できている。

坪単価は500万円台から600万円台で、いまの新築の相場と比較すれば割安感があるが、グロスが張るのでどのような富裕層が買うか記者は分からない。このほか管理費が約14万円から16万円、一括修繕積立金が300万円前後、駐車場使用料が29,000円から48,000円。

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洗面室

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断熱吹き増し後リビング

 

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