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2017/01/20(金) 11:42

三井ホーム 分譲マンション並みの高遮音床開発 賃貸に標準仕様

投稿者:  牧田司

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イメージ図

 三井ホームは1月19日、木造住宅高遮音床仕様「Mute50」を開発し、同日から賃貸住宅標準仕様としたと発表した。

 「Mute50」は、重量衝撃音(LH)、軽量衝撃音(LL)を一般的な鉄骨住宅の床遮音仕様(ALC厚100㎜相当)と比べ約3 分の1に軽減する「L-50」の床遮音性能を実現。入居者の上下階の騒音ストレスを大幅に軽減。木造でありながら一般的に遮音性能に優れるとされるスラブ厚270mm相当のRC造マンションに匹敵する遮音性能を実現した。

 住宅入居者の不満の中で、上下階などからの騒音に対する不満の声がもっとも高く、民間調査機関の調べでも46.1%の入居者が不満を抱いており、住宅の遮音性向上は居住者の満足度を高める重要なポイントとなっていることに対応したもの。

◇       ◆     ◇

 結構なことだ。賃貸マンションはあまり取材したことがないが、分譲マンションと比べあらゆる点で基本性能は劣っている。その割に賃料が高く、これが賃貸脱出⇒分譲マンションの流れを加速させている。

 「L-50」だが、これでもLL値は「上階の生活音が意識される」性能だ。分譲マンションではまれにだが「L-40」(数値が低いほど遮音性能が高い。L-40はLL値でほとんど聞こえない)も供給されている。同社にはさらに高い性能を目指していただきたい。

 昨日は、人が歩くとけたたましく鶯が鳴く「鴬張り」の床を取材した。音の問題は難しい。

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