RBA OFFICIAL
 
2017/01/31(火) 13:25

東急不動産 学生レジデンス開発事業に参入

投稿者:  牧田司

 東急不動産は1月31日、学生レジデンス開発事業に参入すると発表。「運営型賃貸住宅開発」のひとつとして位置付けている。今後も底堅いニーズがあると判断し参入した。

 現在、豊島区で167戸(予定)の物件開発を進めており、2018年1月に竣工する。グループ会社である東急ハンズ、東急スポー ツオアシスなどと連携を図 ることで差別化を図る。また、町田市で稼働中の女子学生寮(260戸、1988年竣工)を取得し、共用ラウ ンジや共用キッチンなどリノベーションを実施する。

 同社は2016年11月、学生情報センターをグループ会社としたことで、学生レジデンス開発・物件買収・リノベーション・運営をグループ一体で行うことが可能になった。

◇      ◆     ◇

 同社は学生レジデンスのニーズは高いと見ているようだが、そうだろうか。学生数は間違いなく減少しており、これからも減ることはあっても増えることはないはずだ。男性も女性の進学率もここにきて頭打ちだ。多少上向いても学生数そのものが減少するのだから、レジデンスの賃料下げ圧力は高まり、それだけ競争も激しくなる。

 女子学生会館についてはよくわからないが、首都圏学生会館協会によると加盟するのは29会館で、この10年間でそれほど変化はないという。

 女子学生会館は親からすれば「安心・安全」なのだろうが、当の女性はどうなのだろうか。門限はほとんどのところで設けており、午後11時が基本のようだ。帰りが遅いと本人に連絡が入り、門限破りを頻繁に繰り返すと親に連絡されたり、退去を迫られたりもするという。

 脛をかじる身としてはそんな学生生活に耐える、我慢する、あるいは順応する学生はえらいのかそうでないのか。

 中には狡猾、利口な学生もいる。以前、田舎の親戚の女子学生から「おじさんの家に泊まることにして」と懇願されたことがある。鼻薬をかがされたのか、事後では意味がないのに確認の電話が寮長からかかってきた。もちろん「ええ、ちゃんと預かりましたよ」と返事した。娘の不行跡を知らないのは親だけだ。

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン