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2017/06/01(木) 22:14

不動産流通経営協会(FRK)新理事長に榊真二氏(東急リバブル社長)

投稿者:  牧田司

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不動産流通経営協会懇親会8ホテルオークラで)

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榊氏

 不動産流通経営協会(FRK)は6月1日、定時総会を開き、新理事長に榊真二氏(東急リバブル社長)を選任した。前理事長の田中俊和氏(住友不動産販売社長)は副理事長に、元理事長で相談役の竹井英久氏(三井不動産リアルティ会長)は顧問に就任した。新任の副理事長には山代裕彦氏(三井不動産リアルティ社長)、田島穣氏(三菱地所リアルエステートサービス社長)が就任した。

 総会後の懇親会の冒頭であいさつに立った榊氏は、昨年度の既存マンション流通量が新築マンションの供給量を上回ったことを受けて、「優良な住宅の供給を担う新築住宅市場とストックを活用する既存住宅市場とがまさに車の両輪として市場を活性化していく状況が生まれた」とし、2025年には既存住宅市場の規模を8兆円に倍増させるという国の方針に沿うために3点の重要施策について述べた。

 第1点として、不動産流通の現場と行政の橋渡しの役割を担う政策提言と調査研究に力を入れることを上げた。

 第2点目には、「消費者が不動産業者に期待するサービスの質は高度化・多様化している」とし、宅建士などがそうした―ニーズに応えられるよう更なる教育研修に注力するとした。

 第3点目としては、不動産流通業が「お客さま一人ひとりの夢の実現をお手伝いする情報ビジネス産業」とし、最新の情報技術を駆使してサービスの質の向上と生産性の向上に知恵を絞ると話した。

 来賓として登壇した国土交通省土地・建設産業局の谷脇暁局長は、「昨年度は生産性向上元年だったが、今年度はそれを前進させる年」とし、不動産特定共同事業法を改正して、小規模な事業に参画しやすい環境を整えることなどを話した。

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谷脇氏

◇       ◆     ◇

 榊新理事長が新築マンション市場と既存住宅市場を「車の両輪」と語ったことに注目したい。FRKがこのような文言を使ったのは初めてではないか。

 消費者にとって、新築、既存住宅、さらに賃貸住宅も含めて選択の幅が広がるのは結構なことだ。「FRKの会員であれば安心・安全」できるようにしていただきたい。

 

 

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