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2017/07/13(木) 15:10

〝三菱地所を、見に行こう。地所ホームで家を建てよう〟赤坂に素晴らしい施設

投稿者:  牧田司

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「ORDER GRAN AKASAKA」(左)と「リフォーム赤坂ラボ」

 三菱地所ホームは7月15日、同社の赤坂ハウジングギャラリー内に設置した富裕層向けのフラッグシップブランド「ORDER GRANオーダーグラン)」第2弾のモデルハウス「ORDER GRAN AKASAKA」と「リフォーム赤坂ラボ」をオープンする。一般公開に先駆け13日、報道陣に公開した。

 「ORDER GRAN AKASAKA」は、昨年4月、駒沢公園ハウジングギャラリーにオープンした第一弾に次ぐもので、「リラックス&アクティビティ」をテーマにファサード・インテリアデザイン、アクティビティをさらにグレードアップした。同社の全館空調「エアロテック」を搭載、ホームスパ、ゴルフシミュレーション、シアターリビングなどラグジュアリーな最高品質の空間を提案。設計依頼をした顧客向けに体験宿泊できるようにしているのが特徴。

 構造・規模は2×NEXT構法2階建て延べ床面積187.95m。モデルハウス仕様の坪単価は約200万円。

 「リフォームラボ赤坂」は、1階を築30年のビフォー住宅、2階をリフォーム後のアフター住宅として再現し、「リフォーム100のポイント」を確認しながらリフォーム後の空間や暮らしを体験することができる施設。

 記者発表会・内覧会に臨んだ加藤博文社長は「年度明けはやや出遅れたが、6月以降は盛り返している」などと現況を語るとともに「今後のマーケットは楽観できない。当社の『エアロテック』を実際に体験していただくのと、建て替えの楽しさを表現することで、新築もリフォームもわくわくするような戸建ての楽しさを演出した」と語った。

 「ORDER GRAN AKASAKA」は年間20~25棟の受注が、リフォームの売り上げは前年度7億円だった一般向けを10億円に伸ばすのが目標。

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「ORDER GRAN AKASAKA」外観

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加藤社長

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 「エアロテック」が発売された22年前、記者は爆発的にヒットするのではないかと思った。しかし、外断熱マンション同様、それほど伸びなかった。

 なぜか。その良さは実際に体験しないとわからないからだとずっと考えてきた。「快適性」はなかなか金額に置き換えられないし、文章でも表現しにくい。最近は各社ともそのことが分かり始め「体験宿泊」を提案するところも出始めた。

 同社が今回モデルハウスの「体験宿泊」を可能に、同時にリフォームのビフォー、アフターをその場で見ることができる施設を併設したのは業界初だ。模型コーナーや設備、外壁材の展示コーナーも実によくできている。同社と他社がどう異なるのかもビジュアルに表現している。

 同社は今年4月、横浜みなとみらい地区にも仲介・リフォームを強化するショールームを開設した。近くマンション用のエアロテックも発売するという。いよいよ同社が本気で取り組み始めた。

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「ORDER GRAN AKASAKA」

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「リフォーム赤坂ラボ」 ビフォー(左)とアフター

◇       ◆     ◇

「ORDER GRAN AKASAKA」の単価200万円を聞いて記者は全然驚かなかった。同業他社もこれくらいの単価のモデルハウスを建てているし、都心のマンションなら20坪で軒並み1億円を突破する。

 それより驚いたのは、「体験宿泊」を実施することだった。一般的な住宅展示場は防災面から火器を使用することは不可能で、例えば立派な暖炉を設けながらその炎のゆらぎを見せることができない。赤坂ギャラリーは同社のみの施設だからそれができる。

 見学してさらに驚いた。広さは187㎡(56坪)、設備などを含めれば1億数千万円の価値がある住宅に「設計依頼をした人」という条件付きとはいえ無料で一泊できる。〝さすが三菱地所〟だと思った。仮にお金を出したらいくらになるか。数十万円の価値はある。

記者は加賀屋ホテルにもパークハイアットにもリッツにも止まったことがあるし、明豊エンタープライズの1億円の外断熱マンションにも宿泊したことがあるが、今回の同社の住宅はその数倍の価値がある。

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同業他社との差も分かりやすく展示している

◇       ◆     ◇

 ゴルフをやらない人には無価値だが、1,000万円かけたというゴルフシミュレーションが素晴らしい。韓国の女子プロが同じ施設を利用していたものだそうで、世界の名門60コースが体験できるそうだ。

 加藤社長(52)が実演して見せた。ロペ倶楽部の488ヤードのパー5。まずドライバーで200ヤードを飛ばした。ラフに入ったが、次は5番アイアンで170ヤード、ピッチングで見事にスリーオン。バーディは逃したがパー。見事だった。

 傍にいた同社関係者は「1時間1,000円で貸せますね」と話したが、これはない。1億円もする戸建てを建てる人が時間貸しするわけがない。

 加藤社長がどんな住宅に住んでいるかわからないが、これはもう絶対モデルハウスそのままで建てるべきだ。年間20~25棟は少なすぎる。〝三菱地所を、見に行こう。地所ホームで家を建てよう〟をグループ全体で訴えれば、この数倍の受注は獲得できるのではないか。

 加藤社長もそのような考えを示したように、加藤社長と三菱地所に一つお願いしたい。〝オール三菱〟は価値があるが、三菱地所の分譲戸建ては基本「エアロテック」を標準装備すべきだ。同業他社と同じ建売住宅を分譲する意味は全然ないと思う。

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488ヤード 見事パーセーブ ゴルフシミュレーション 実演して見せる加藤社長

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浴室

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リビング

 

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