大和ハウスグループの大和ライフネクストは7月26日、千葉県が進める高齢者孤立化防止活動「ちばSSKプロジェクト」の普及のため、県と個別協定を締結したと発表した。千葉県内の分譲マンションの管理を担当する東関東支社(千葉県船橋市)が参画する。この種の取り組みはマンション管理業界初。
同社は、高齢者世帯に対する定期連絡や訪問による見守りや声かけ、水道検針値異常注意などに努める。このほか、同支社社員は認知症サポーター資格を取得し、高齢者の生きがい、健康、仲間作りに関する活動を支援していく。
また、高齢者雇用として、高齢者が安定して長く働くことができる体制作り、働く場創出に努める。
マンション管理業界は、建物の老朽化と居住者の高齢化という「2つの老い」を抱えており、マンション現場に携わる管理員や清掃員の高齢化も大きな課題となっている。
「ちばSSKプロジェクト」は、高齢者孤立化防止ため具体的な行動を起こすきっかけづくりとなるよう実施されているプロジェクトで、「SSK」は「しない」S、「させない」S,「孤立化」Kのそれぞれアルファベット頭文字を記号化したもの。