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2017/11/13(月) 18:02

トヨタホーム・ミサワ 築地駅直結の「アネシア築地」は坪500万円突破か

投稿者:  牧田司

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「アネシア築地ステーションレジデンス」(天井部分が光壁になっている)

 トヨタホームとミサワホームが近く分譲開始する「アネシア築地ステーションレジデンス」を見学した。東京メトロ日比谷線築地駅に直結した全98戸。事前反響がよく、いったい価格はいくらになるか注目のマンションだ。

 物件は、東京メトロ日比谷線築地駅に直結、中央区築地3丁目に位置する15階建て全98戸(事業協力者住戸19戸含む)。入居予定は平成31年3月下旬。専有面積は40.84~83.50㎡、価格は未定だが、記者は坪500~520万円と読んだ。施工は不二建設。販売代理は三井不動産レジデンシャル。

 現地は、銀座マロニエ通りと聖ルカ通りが交差する2方道路角地で、築地駅直結。地下改札を出てすぐに直結エレベーターが2020年に共用が開始される予定。敷地は元トヨタ自動車のディーラー。

 建物は、敷地東-南-西にかけて隣接地にビルなどの高い建物が建っており、メインの住戸は北東、北西向きが中心。プランは40㎡台~60㎡台のコンパクトが中心で、10階までは1フロア8戸、11階から15階は6戸。内廊下設計。

 外観デザインは建築家・武田光史氏。基壇部に堅牢な御影石とグラスウォールを採用して水平ラインを強調。上層部にはベージュの磁器質ボーダータイルを用いている。

 共用部分のデザインは笠原英里子氏。石造りと木調デザインを使い分けているのが特徴。エレベータホールにはヘキサゴンタイルを採用。エントランスアプローチには野口真里氏のグラスアートを設置する。インテリアデザイン担当は辻昌克氏。無垢の建具、突板や大理石の壁を多用。リビング天井高は2400・2500ミリ。

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◇       ◆     ◇

 さて、価格予想。同社は「反響がものすごくいい」としか話していないので、いったいいくらになるか、予想は極めて難しい。

 難点がないわけではない。高層階でも南側の日照・採光・眺望は望めず、住戸の天井も柱・梁型が結構目立つ。天井も億ションにしては低い。

 参考になるのは、近接する新富町駅から徒歩2分、築地駅から徒歩6分の野村不動産「プラウド銀座東レジデンス」。坪単価は420万円。来場者から〝思っていた以上に安い〟という評価を得ており、第1期は60戸超でその後も順調に売れているはずだ。広めのタイプが多いのも好評のようだ。

 今回の物件は、何しろ駅直結。アドレスも今や全国区の「中央区築地」。当初坪450万円とはじいたが、現地・モデルルーム見学をして、将来の再開発の可能性も考慮に入れて、大幅に上方修正した。コンパクトも多いことから平均して500万円以上、ひょっとすると520万円くらいになる可能性もあると予想した。

 モデルルームもよくできている。柱・梁型の問題を解消するため、あるいは逆手にとって梁の部分に光壁を設けたりして空間演出を行っているのがいい。

 リビングドアは、オプションだが数百万円はするというトチノキの無垢材を採用しているのが目を引く。

 予想を外したら申し訳ないと謝るほかないが、500万円を割ることはないような気がする。これから都心部はどんどん高値更新する。株価の上昇が富裕層の財布のひもを緩めている。

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トチノキの無垢材で造られたリビングドア

〝思ったより安い〟設備仕様の高さ 来場者評価 野村不「プラウド銀座東レジデンス」(2017/8/21)

 

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