東急電鉄は11月17日、東横線隣接エリアの地権者などと開発を進めている「渋谷駅南街区プロジェクト」の大規模複合施設「渋谷ストリーム」のオフィス、ホテル、商業施設全て入居テナントが内定したと発表した。全てのオフィス区画にはグーグル合同会社の本社機能が移転入居する。
現地は東横線渋谷駅の跡地。線路跡地を遊歩道として整備し、隣接する渋谷川を官民連携により清流復活水を活用した“壁泉”によって再生、水辺空間を創出するほか、賑わいを代官山方面まで広げていく約600mの新たなストリートを創造する。施設は地下と地上で東京メトロ、東急線の渋谷駅と直結する。
1階から3階が商業施設、4階がサイクルカフェをサポートする育成・創造・文化施設、9~13階が約180室の東急ホテルズのホテル、14~35階が渋谷エリア最大級の約640坪(総賃貸可能面積約14,000坪)のオフィスとなる。収容人数約700人のホールも併設される。
物件は地上35階建て延べ床面積約116,700㎡。用途は事務所、店舗、ホテル、ホール、駐車場など。設計は東急設計コンサルタント(デザインアーキテクト:小嶋一浩+赤松佳珠子/シーラカンスアンドアソシエイツ)、施工は東急建設・大林組共同企業体。竣工予定は2018年夏。
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