RBA OFFICIAL
 
2017/12/11(月) 10:30

〝タワマンに負けない〟商品企画光る 明和地所「クリオ レジダンス八王子」

投稿者:  牧田司

クリオ.jpg
「クリオ レジダンス八王子ザ・マークス」完成予想図

 明和地所が分譲中の「クリオ レジダンス八王子ザ・マークス」を見学した。JR・京王線八王子駅からともに徒歩3分と近いが、坪単価は265万円。決して安くはなく、同駅圏ではこのマンションも含めて7物件958戸がひしめく中、販売開始から3カ月弱で全150戸のうち半数近くが売れている。立地特性を生かした商品企画が光る。

 物件は、JR中央線八王子駅・京王線京王八王子駅から徒歩3分、八王子市旭町に位置する15階建て全150戸。専有面積は32.23~82.03㎡、坪単価は265万円。竣工予定は平成31年3月下旬。総合監修はレーモンド設計事務所。設計は共同エンジニアリング。施工は多田建設。

 現地は、JRと京王線八王子駅のほぼ中間の商業地域エリア。敷地は北西角地で、住戸プランは北向きと南向き。南向きは隣接する建物の影響を考慮して8階までは1フロア8戸のコンパクトタイプ、9階以上は1フロア4戸の8~9m台のワイドスパン住戸。北向きは1フロア5戸のファミリータイプが中心。バックカウンター・吊戸棚も標準装備している。

 販売を担当する井野真利雄氏は「商品企画は当社の女性が担当した。ボイドスラブを採用して梁型が居室内に出るのを少なくし、収納率を10%確保するなど工夫している間取りに対するお客さんの評価が高い。タワーマンションに負けない差別化が図られている」と胸を張った。

 その女性担当者は「間取りは32㎡(1LDK)から82㎡(3LDK)の18タイプを用意し、住み心地の良さを感じられるよう随所に使い勝手を考慮した多様な収納をベースとした『CLIO STYLE STORAGE』を導入…先進機能を採用した『IoT型マンション』として快適性を追求した」と同社が先に発表したニュースリリースでコメントしている。

2.jpg
リビング

◇       ◆     ◇

 現在、八王子駅圏では、同社の物件のほか住友不動産「シティタワー八王子フレシア」204戸、東京建物「ブリリアタワー八王子」226戸、一建設「プレシス八王子レグリオ」154戸、山田建設「ミオカステーロ八王子II」83戸、タカラレーベン「レーベン八王子GRANDSAGE」55戸、総合地所「ルネ八王子トレーシア」86戸が分譲中で、トータルすると7物件で958戸に上る。坪単価は160~280万円まで幅広く競合は微妙だが、同社の坪265万円は決して安くはない。

 それでもコンパクト、ファミリーともまんべんなく好調な売れ行きを見せているのは、JRと京王線のほぼ中間という立地マンションは20年ぶりという特性を生かした商品企画だ。

 北向きは、採光・開口部をたっぷりとったワイドスパンが特徴で、南向きも眺望に恵まれた9階以上のプランが優れている。

 細かな商品企画では、LIXILの調理中と後片付けをサポートする機能を備えた「Wサポートシンク」と熱やキズ、汚れに強いセラミックトップのカウンター、外出先からも住戸内からもスマートフォンで住戸の電気錠を制御できる美和ロックのホームセキュリティシステム「wiremo」(ワイレモ)をそれぞれ都内で初採用している。

kitchen_img01.jpg
「Wサポートシンク」

n1type.jpg
プラン例


 

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン