旭化成不動産レジデンスと一般財団法人首都圏不燃建築公社は12月11日、品川区の「アトラス品川中延」の第1期73戸の販売が完了したと発表した。
物件は、東急池上線荏原中延駅から徒歩4分、品川区中延2丁目に位置する13階建て全195戸(非分譲72戸含む)。専有面積は33.45~87.05㎡、第1期の価格は4,568万~10,588万円。坪単価は352万円。設計・監理は日建ハウジングシステム、施工は長谷工コーポレーション。竣工予定は2019年2月下旬。
12月10日までに分譲された第1期販売では、購入者から「都心部にありながら、非幹線道路沿いの住宅地に建つ閑静な大規模レジデンス」という点が高く評価され、品川区を中心に中広域からも多くの申込登録があったという。年明け1月にも第2期の販売を開始する予定。
物件の建設地は、関東大震災後の復興のために同潤会が建設した木造低層住宅地のうち戦争で焼け残った歴史ある地区で、東京都の「木密地域不燃化10年プロジェクト」の不燃化特区「東中延一・二丁目、中延二・三丁目地区」のコア事業として位置づけられている。
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見学するのを忘れていた。近く見学してレポートしたい。坪単価352万円と聞いたとき「えっ」とも思った。いつも同社のマンションの価格設定は低めだからだ。しかし、一昨年あたりで320~330万円で人気になっていたことを考えると〝相場並み〟か。設計が日建ハウジングシステムだから、割高感はない。