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2018/01/05(金) 11:25

環境変化へ盤石の備え 積水ハウス社長兼COO 阿部俊則/年頭所感

投稿者:  牧田司

 新年明けましておめでとうございます。

 今後、数年を見通しますと、消費増税、東京五輪開催に向けたインバウンド需要の拡大等、国内経済、住宅産業を取り巻く事業環境は大きく変化するものと考えられます。そうした変化への備えを盤石のものにしてまいります。

 近年、ESG経営に注目が集まっており、「環境経営」「社会性向上」「ガバナンス」が企 業価値を測る重要な材料になると考えております。

 当社はネット・ゼロ・エネルギー・ハウス「グリーンファースト ゼロ」の普及に取り組み、既に戸建住宅に占める割合は74%を超え、同時に省エネリノベーションにも注力しています。これらを通じて、温暖化防止だけでなく、ヒートショックなどの家庭内事故の予防や健康寿命の延伸にもつなげます。また、当社は2040年までに事業活動に使用する電力を100%再生エネルギーにすることを目指し、世界の主要企業が参画する国際イニチアチブ「RE100」に加盟しました。

 当社の強みである「技術力」「顧客基盤」「施工力」の“中身”を改めて見直すと「働き方改革」と大きく関係しています。企業の成長は、それを支える人の成長なくして成り立たちません。お互いの成長、みんなの幸せのために「働き方改革」はあると考えています。労働時間や労働生産性という表面的な数字だけに目を奪われず、「わくわく ドキドキ 心躍る職場づくり」をテーマに掲げて、本年も強力に「働き方改革」を推進してまいります。  

 積水ハウスグループは、2017年3月、「BEYOND 2020に向けた“住”関連ビジネスの 基盤づくり」を基本方針に、2020 年を最終年度とする第4次中期経営計画を発表いたしました。「請負型」「ストック型」「開発型」そして新たに「国際事業」を加えた4つのビジネスモデルを軸とし、地球温暖化や高齢化などの社会課題に対応。また成長戦略の核としてインバウンドに対応するホテルの建設など、新たな事業領域の拡大にも、グループ一丸となり積極的に取り組んでまいります。構造改革やグループ連携強化により、各事業の収益 基盤が確立してきた結果、利益成長を4つのビジネスモデルでバランスよく支える体制が整い、第4 次中期経営計画初年度も過去最高の決算が視野に入ってきました。本年もさらなる成長へ向けて前進する所存です。

 

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