「LANGLEY(ラングレー)」
三井ホームは4月11日、「暮らしの四季を、綴る家」をテーマにした新商品「LANGLEY(ラングレー)」を沖縄を除く全国で発売開始すると発表した。同日、杉並区の「浜田山住宅公園」内に建設したモデルハウスを報道陣に公開した。年間販売目標は100棟で、プロトタイプの坪単価は100万円。
外観は、のびやかな水平ラインと素材感が際立つフォルムとし、北欧のパイン材を用いた総木製窓や、ウエスタンレッドシダーで製作したウッドパネルを多用。また、室内と室外がボーダレスに一体となった空間である、半戸外空間「ラナイ」を設置し、室内にいながら自然や四季を感じ、味わうことができるように演出。外壁壁には日本六古窯のひとつに数えられる常滑の窯で焼きあげた特注色タイルを採用している。
居住空間は、耐震最高等級3を確保しながら大手住宅メーカー最高クラスの1階天井高3mを標準採用し、全開放サッシによりリビングとボーダレスに繋がる半戸外空間「ラナイ」が、おおらかで広がりを感じさせる空間を演出している。
発表会に臨んだ同社取締役。河合淳也氏は、「当社の強みであるデザイン性に優れた富裕層向けを強化し、さらに訴求する商品。三井ホームの家に住むことが誇りとなるような思いを込めた。三井グループ全体の共通メッセージである〝経年優化〟を基本性能、素材、モノづくり全てに注ぎ込んだ」と話した。
モデルハウスは、建築面積153.23㎡(46.35坪)、1階床面積140.32㎡(42.44坪)、2階床面積139.95㎡(42.33坪)、延床面積280.27㎡(84.78坪)。
商品名は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の歴史ある都市「ラングレー」から命名した。
ウエスタンレッドシダーのデザイン壁(左)木製窓
リビング(左)とダイニング
ラナイ
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新商品を一言で言えば、成金が好みそうな露悪趣味のデザインではなく、とはいえ吉永小百合さんのような超富裕層向けというのでもなく、極めて健康で常識的な本物の木をこよなく愛するアッパーミドル・富裕層向けの住宅だ。
モデルハウスは、オーク材のヘリンボーンが随所に採用されており、壁などにはウエスタンレッドシダーやカラーワークス社のペイント壁が、2階のプライベートゾーンには岡山県西粟倉村のヒノキ材がそれぞれ多用されている。和室にはオーク材の浮造り仕上げを採用。約100万円の暖炉も設置されている。
和室