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2018/04/18(水) 22:12

〝住まいに美を〟「@cosme」とコラボ「板橋本町」 新日鉄興和不動産

投稿者:  牧田司

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「リビオレゾン板橋本町ステーションサイド」完成予想図

 新日鉄興和不動産は4月18日、〝住まいに美を追求する〟「Plus Be@uty PROJECT」の研究成果を反映した分譲マンション「リビオレゾン板橋本町ステーションサイド」の見学会を行った。日本最大の化粧品・美容の総合サイト「@cosme」メンバーの女性を対象に行った理想の住まいに関するアンケート調査結果を商品企画に盛り込んだ。モデルルームは5月3日(木)からオープンする。

 物件は、都営地下鉄三田線板橋本町駅から徒歩2分、板橋区大和町に位置する14階建て全95戸。専有面積は30.44~68.36㎡、予定価格は2,600万円台~5,800万円台、坪単価は300万円弱になる模様。竣工予定は2019年7月中旬。売主は同社のほか大栄不動産。設計・監理は環境デザイン研究所。施工は川村工営。

 内廊下方式で、西向き住戸は住居系地域が一望できるが、東側は高速道路に面しているので、その騒音がかなりの難点になる。

 今回の物件は、全95戸のうち77戸が約30㎡台のタイプであることから@cosmeとコラボし、「@cosmeメンバー」対象にウェブアンケートを実施(有効回答801件)し、その回答をもとに@cosme編集部と座談会を行うなどして商品企画に反映した。

 「美」をサポートするオリジナル洗面化粧台・プランを共同開発したほか、「住みながら美容」を実現する設備として紫外線を遮るLow-Eガラスや天井ナノイー発生器、エステケアシャワーヘッドを採用。このほか食洗機や湿度調整にも活用できる室内物干しを採用し、フロアコンセントを設置し収納スペースに工夫も凝らした。

 同社はコンパクトマンションシリーズ「リビオレゾン」を2011年秋に第一弾を販売開始してからこれまで首都圏のみで24物件930戸を供給している。

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座談会

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洗面化粧台

◇      ◆     ◇

 約1時間の発表会は、女性の「美容」に関することにほとんど費やされた。企画に参画した@cosme編集部の若い男女2人が参加して同社住宅事業本部開発第三部開発第二グループの和田浩明氏とのトークセッションも行われた。

 @cosmeのスタッフは「メーキャップの小物は十数点、多い人は50点もあり、収納しきれない」「メイクは鏡やクローゼットと近いほうがいい」(女性)「女性は時間がないことに対していろいろ工夫している。(プロジェクトに)ワクワクしている」(男性)などと話した。

 外見を美しく見せる美の研究に異論はない。これはこれで結構なことだと思う。

 記者はかつて三井不動産レジデンシャルが洗面室に自然光を採り入れた戸建てを見学したことがあり、最近では東急不動産の「日比谷パークフロント」に夜の女性に変身する女優ミラーが女子トイレに設置されているのも見た。三井不動産の「東京ミッドタウン日比谷」には、裸で日比谷公園を眺めながらシャワー室が女性用のみに設置されているのも見学した。

 ただしかし、これが一番大事なことだと思うが、今回のトークセッションでは体の中身(心)を美しくすることについては全く言及がなかった。これが理解できない。「女性は化粧などしなくても基本的に美しい。素顔と化粧のギャップを見せられるのはたまらない。そんなことより、中身・心を磨くために芸術に親しむとか本を読むことのほうが大事ではないか」と質問したら、女性スタッフは「中身についてもやっています。食べることとか…」と答えた。(記者は心を美しくしたほうがいいと質問したつもりだが)

 感心したコメントもあった。28歳のイケメン独身男性スタッフは、「理想の住まいは、女性が笑顔でいることができること」と話した。仰る通りだ。記者も28で結婚するとき「彼女が生涯輝ける星であり続けるように」と誓った。

 ところが、彼女が満天の空でキラキラ輝いていたのは子どもが産まれたころまでで、その後は曇天にかくれるように表情が曇り、ときには雷鳴がとどろく土砂降り状態となり、泥酔して朝帰りをしようものなら玄関ドアチェーンを内から掛けられたこともあった。

 後悔先に立たず。忸怩たる思いがする。記者の二の舞を演じないように、イケメン独身男性スタッフと同社には連れ合いが笑顔でいられる理想の住まい=夫婦の形を築いてほしい。多少劣悪な居住環境でも女性は美しく輝けると確信している。

 もう一つ、興味深い話も聞けた。@cosme女性スタッフは「詐欺メイク」なる文言を発した。男性を欺くためではなく、自分自身を欺くために変身する化粧という意味だそうだ。外出するたびに自らを消す行為をすることが楽しいのか悲しいのか、美しくなろうとするのか醜く見せようとするのか。不可解千万。

 記事とは関係ないかもしれないが、自分が「ブス」だと思っている、そしてまた自分が美人だと信じ込んでいる全ての女性に西加奈子さんの「きりこについて」(角川文庫)をお勧めする。「ブス」の呪縛から解放されるはずだ。

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ラウンジ

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リビングで〝ながら化粧〟ができるフロアコンセント

 

 

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