「シティハウス中野テラス」完成予想図
住友不動産が近く分譲する「シティハウス中野テラス」のモデルルームを見学した。6つもの再開発計画が進行中の中野駅圏の白を基調としたデザインが美しいファミリー向け中心のマンションだ。
物件は、JR総武・中央線中野駅から徒歩14分、中野区新井四丁目に位置する7階建て68戸。専有面積は64.17~92.25、価格は未定だが、坪単価は370~380万円になる模様。竣工予定は平成31年1月中旬。設計・施工は淺沼組。
現地は、中野駅北口のサンモール商店街と桜並木が美しい舗道を抜けた三方道路の角地。対面は「ライフ中野新井店」。近くには新井天神北野神社・新井薬師公園、平和の森公園がある。
建物の内外装は白が基調で、東棟と西棟の2棟構成。ガラス手すり、スロップシンク、御影石キッチンカウンタートップ、食洗機などが標準装備で、プランはデッドスペースをなくすよう引き戸を多用しているのが特徴。
販売を担当する総合マンションギャラリー新宿館の中野浩一氏は、「徒歩14分だが、バス利用で中野駅まで8分。地域の方から〝待ってました〟という評価をいただいている」と話している。
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この界隈はよく知っている。近くにある新井薬師公園には飲用できる井戸がある。近所の人がベッドボトルなどを持って汲みに来ていたのも見たことがある。とても静か。桜並木も見事だ。
モデルルームを見学して、感心したのは設備仕様や提案だ。主寝室にはオプションだが化粧台が、クローゼットの中には全身が映せる鏡が設置されていた。中野氏によると、施工担当の建築士は女性で、その女性の提案のようだ。記者を含めた男性はクローゼットの中にどうして全身が映せる鏡があるのか理解できないが、この前の新日鉄興和不動産の「板橋本町」の取材で、女性は全身が映せる鏡を欲していると聞いた。
このほか、今まで気が付かなかったのだが、浴室のシャワーヘッドは止水スイッチ付き。浴室とキッチンにはチャイルドロックもついていた。
中野駅圏は再開発計画が目白押しで、どんな街になるのか楽しみだ。坪単価はリーズナブルだと思う。三菱地所レジデンスが数年前に分譲したサンモール商店街を抜けたところのマンションは坪単価460万円くらいだったはずだ。