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2018/04/30(月) 12:28

ポラス 1か月間で3割以上成約 キッチンテーブルに本物の花 「市川妙典」

投稿者:  牧田司

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「ルピアコート市川妙典」完成予想図

 ポラスグループの中央住宅が分譲中の「ルピアコート市川妙典」を見学した。妙典駅圏では4年ぶりのマンション供給で、同社オリジナルのピアキッチンのほか、6つの生活提案「ポラスのしあわせメソッド」を盛り込んだ企画が評価され、この1カ月で31戸を成約するなど好調なスタートを切った。

 物件は、東京メトロ東西線妙典駅から徒歩13分、千葉県市川市塩焼三丁目に位置する7階建て88戸。専有面積は58.57~83.65㎡、坪単価は230万円。入居予定は平成31年3月中旬。設計・施工は長谷工コーポレーション。販売代理は長谷工アーベスト。3月から販売を開始し、これまでに31戸が成約済み。

 現地は、整然と区画割された区画整理事業地内の三方道路の角地。足元の外構部やアプローチに石積みの自然石をあしらうなど、外構に力を入れている。バルコニーはガラス手摺と木目調のアルミルーバー手摺を組み合わせ、縦のマリオンを際立たせるデザインが特徴。

 住戸プランは、柱型の出ないアウトフレーム工法を採用。同社オリジナルのピアキッチン付きを23戸盛り込んだほか、玄関シューズインクロークに電動自転車用のコンセントを設置し、手をかざすだけで止水できるタッチレス水栓、スイッチ付きエコふるシャワーなど、同社グループの戸建てからヒントを得た6つの生活提案「ポラスのしあわせメソッド」を盛り込んでいる。

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エントランス

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モデルルーム

◇       ◆     ◇

 妙典は久しぶりに訪れた。いい住宅街であるのは分かっているが、月に10戸も売れればいいと予測していた。販売事務所の申し込み状況を知らせるボードにバラの花がたくさん咲いているのにびっくりした。1カ月で全住戸の3割以上売れているではないか。

 さらに驚いたのが、ピアキッチンのテーブルには本物のフラワーアレンジメントが飾られていたことだ。記者は同社にも「あなたたちは挽き板の床や無垢のドア、建具、壁などを標準装備としながら、どうしてまがいものの造花などをあちこちに置くのか」と挑発してきた。

 それに今回は答えてくれたようで、同社マインドスクェア事業部マンションディビジョン参事・林弘之氏は「フェイクを使うなといつも言われるので活けている。10日間は持つ。販売事務所の観葉植物も全て本物、エントランスの壁も本物の石」などと胸を張った。

 これでこそポラスだ。他社より優れた本物の木や石を多用しているのに、まがいもののケミカル製品で飾り立てるのは愚の骨頂だ。高い花を飾れと言っているわけではない。埼玉県には野草、雑草がたくさん咲いているはずだ。それを飾ればお客さんは感動するはずだ。

 改めて書く。同社が年間2,312棟(29年3月期)もの分譲戸建てを計上できるのは圧倒的な商品企画力があるからだ。マンションは供給量が少ないのでブランド浸透はいま一つかもしれないが、ピアキッチンやしあわせメソッドなどはどこと比較しても負けない。

 販売を担当する長谷工アーベスト東京支店受託販売部門プロジェクトマネージャー・鈴木勝博氏は「長谷工のマンションとは思えない。ピアキッチンは他の長谷工の物件にも採用させてほしいくらいだ」と語ったのが、同社の商品企画が評価された何よりの証明だ。

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リビングダイニング(モデルルーム)

 

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