RBA OFFICIAL
 
2018/05/08(火) 16:27

ヒルトップの社宅跡地 「オレンジラボ」がいい 大成有楽不「鷺沼」

投稿者:  牧田司

01_北側外観_170629.jpg
「オーベル鷺沼マスターレジデンス」完成予想図

 大成有楽不動産が分譲中の「オーベル鷺沼マスターレジデンス」を見学した。鷺沼駅から徒歩4分、ヒルトップのNHK社宅跡地の中層全56戸。商品企画「オレンジラボ」が秀逸で、売れ行きも極めて順調だ。

 物件は、東急田園都市線鷺沼駅から徒歩4分、川崎市宮前区鷺沼一丁目に位置する5階建て全56戸。専有面積は58.37~75.13㎡、5月下旬分譲予定の第3期(3戸)の予定価格は5,400万円台~6,500万円台(58.37~72.40㎡)。坪単価は320万円。竣工予定は2018年5月下旬。設計・監理は安宅設計。施工は大末建設。

 昨年11月から分譲開始し、これまでに45戸が成約済み。販売を担当する同社マンション事業部事業室(第一)主任・勝亦啓介氏は「いいペースで売れています。購入者は地元と隣接区、世田谷区などで約8割。ヒルトップなので上階からは住宅街が見渡せ、西側住戸からは富士山も眺望できる。収納などお客さんの評価も高い」と話した。

 現地は、戸建てや中層マンションが建ち並ぶ同駅圏でもっとも標高が高い閑静な住宅街の一角。敷地はNHK社宅跡地。

 建物は、高さ規制(15m)があるため5階建てで、コの字型の配棟計画。外壁に大判のタイルを張り、黒のアルミ素材やアースカラーを採用するなど縦と横のラインを組み合わせた端正な外観にしている。

 住戸プランは、ファミリー向け3LDKが中心。設備仕様は、同社オリジナルの商品企画「オレンジラボ」をフル装備しているほか、ディスポーザー、食洗機、フィオレストーンキッチン天板、二重床・二重天井、壁付け水栓など。

HIR_81412_w1n.jpg
モデルルーム

収納.jpg
収納

◇       ◆     ◇

 モデルルーム、現地を見て売れるのは当然だと思った。現地の近くには鷺沼駅圏の坪単価最高値327万円のコスモスイニシア「イニシア鷺沼レジデンス」(28戸)があるが、それより単価は若干低目だが、絶好の住宅地であることに変わりはない。昨年見学した「オーベル東林間レジデンス」と同じ印象を受けた。

 モデルルームもよくできている。同社の「オレンジラボ」についてはこれまでたくさん書いてきたので省略するが、こと収納に関しては同社が№1ではないか。今回も、玄関収納の「マルチシューズシェルフ」の鏡面仕上げ、キッチンサイドに設けた大型の「マルチシェアストレージ」がいい。リビングには物干しポールを設置し、壁付水栓、扉裏収納、引き戸の多用など、とにかくかゆいところに手が届くきめ細やかさだ。

 もう一つ嬉しかったこと。販売事務所とモデルルームには小物を除きほとんどが本物の観葉植物が置かれていた。壁面にもたくさん植物が飾られていた(サントリーミドリエでなかったような気もする)。

 どことは言わないが、販売事務所のエントランスに5本立てのフェイクのランが置かれていたのに記者は驚愕した。広告代理店から贈られたものだが、こんな失礼なことを平気でするわが業界が情けない。お客さんを何だと思っているのか。代理店はスポンサー(デベロッパー)の顔色(企業規模や取引額の多寡)をうかがいながらフェイクにしたり本物にしたりしているのか。

 勝亦氏にも聞いてみた。「ここにもまさか造花のランを置かなかったでしょうね」と。勝亦氏は笑って「いえいえ、当初は本物のランをちゃんと置いていました」と答えた。

un5_20594-1.jpg
エントランス

IMG_0060.jpg
現地近くの桜並木

〝しっかり造り込みをすれば売れる〟見本 大成有楽不「オーベル東林間レジデンス」(2017/6/12)

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン