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2018/07/17(火) 13:57

三井レジ 「月島」再開発タワー「MID TOWER GRAND」第1期189戸 坪単価434万円

投稿者:  牧田司

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「MID TOWER GRAND」ペントハウス

 三井不動産レジデンシャルは7月17日、中央区月島1丁目の大規模複合再開発タワーマンション「MID TOWER GRAND」を7月21日から販売開始すると発表した。月島駅から徒歩2分の32階建て全503戸(分譲は387戸)で、第1期は189戸。最多価格帯7,000万円台で、坪単価は434万円。

 物件は、東京メトロ有楽町線・都営大江戸線月島駅から徒歩2分、中央区月島1丁目に位置する53階建て全503戸(販売戸数387戸、事業協力者戸数116戸含む、他に店舗29戸)。専有面積は40.33~129.45㎡、第1期(189戸)の価格は5.000万~2億6,500万円(最多価格帯7,000万円台)。坪単価は434万円。入居予定は2021年1月下旬。施工は大成建設。デザインパートナーは、「東京ミッドタウン日比谷」も手掛けたホプキンスアーキテクツ日本代表・兼ホシノアーキテクツ代表・星野裕明氏。売主は同社のほか丸紅、大成建設。登録受付は7月21日(土)~22日(日)。抽選は22日(日)。

 「月島一丁目西仲通り地区第一種市街地再開発事業」として開発が進められているもので、コンセプトは〝大人を愉しむレジデンス〟。最上階に、「月」の光や曲線美をモチーフにしたアーチをペントハウスのルーフ部分に取り入れた天井高約6メートル広さ約738㎡の共用施設が集約されているのが特徴。「スカイラウンジ」、「パーティルーム」、「Spa(岩盤浴・サウナ)」、「フィットネススタジオ」「ゲストルーム」「ゴルフレンジ」などが設置される。

 昨年12月から資料請求を受け付けており、これまでに約5,600件の請求があり、モデルルーム来場者数は1,250組以上に上っている。

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◇       ◆     ◇

 まず坪単価。この日(17日)、モデルルームが報道陣に公開されたが、親しい同業の記者の方たちが「坪単価は400万円台の後半」と予想していた。記者は「それはあり得ない。ここ(モデルルームは聖路加タワー)なら坪500万円をはるかに突破しても不思議でないが、『月島』ですよ。わたしはもんじゃ焼きも好きではない。ズバリ430万円」と答えた。

 その後、販売の責任者が「第1期の坪単価は434万円」と明かした。記者の予想とはわずか1%しか違いはなかった。

 ズバリ的中したわけだが、あてずっぽうで予想したのではない。記者は約40年間、マンションを見続けている。市況や近隣物件の動向、同社の値付けの傾向などを考慮してはじき出した単価だ。この前のRBA野球大会の勝敗予想も13勝1敗だった。参考までに。

 だから当然の設定だと思うし、第1期で189戸も供給するのに驚かない。高単価ではあるが、いわゆる億ションが約30戸くらいというのも理解できる。「月島」で億超えというのは壁があるような気がする。

 物件の質は高いと思う。天井高約2,600ミリ、サッシ高約2,400ミリというのも貴重だ。72㎡のタイプはワイドスパンだし、白・ベージュの基調で全体として明るいカラーリングとなっているのがいい。バックカウンター・吊戸棚も標準装備。

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スカイラウンジ

◇       ◆     ◇

 今回の「月島」が坪単価434万円で好調な売れ行きを見せていることから注目されるのが、東急不動産他「豊洲」がいくらの値を付けるかだ。同社が用地を取得した段階では坪単価は400万円をはるかに超えると業界内ではささやかれていたが、さすがに最近は「400万円突破は厳しい」とも言われている。

 「豊洲」は中央区でなく江東区だが、ポテンシャルは負けていないと思う。「月島」が434万円なら400万円超はありうるような気がするがどうだろう。「月島」は制振で、「豊洲」は免震。規模もはるかに大きい。チャレンジしてほしいが、戸数が1,230戸もあるのでそんな勇気があるかどうか。

 

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