「シティテラス千里桃山台」
住友不動産の「シティテラス千里桃山台」を見学した。同社が先に「昭和40年代に建築されたメゾネット集合住宅の建て替え事業として完成した」と発表したマンションで、周辺相場より20万円くらい高い坪単価270万円でも売れ行きがいいのに納得した。コピペなどしなくてしっかりものを見ないといけないことを改めて感じた。
物件は、北大阪急行南北線桃山台駅から徒歩3分、大阪府豊中市新千里南町三丁目に位置する15階建て全277戸(非分譲住戸44戸含む)。専有面積は70.09~75.13㎡、発売済み未契約住戸の価格は5,500万円台~6,200万円台。坪単価は270万円。平成30年7月31日完成済。問合せ件数は約3,000件、来場は2,000組超で、7割超を販売済み。
「千里ニュータウン」の玄関口・桃山台駅前で、都心の主要エリアへスムーズにアクセスできる御堂筋線直通の沿線、閑静な住環境でありながら商業や公益、教育などの施設が整備されている立地が評価されているという。
販売担当の嶋田成希氏は「都心のマンションにひけをとらない質の高さが評価されている」と話した。
モデルルーム
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関西圏のマンション市場はさっぱり分からないのだが、この1年間で8物件を見学した。いずれもレベルの高い物件だったが、一般的なマンションの価格は首都圏の半値以下、直床が多く、天井が低く、グレードもそんなに高くないという印象を受けた。
しかし、今回の「千里桃山台」はリビング天井高が2500ミリ、ディスポーザー、食洗器、ミストサウナ、Low-Eガラス、スロップシンクなどが標準だった。
最近の首都圏マンションは、価格を抑えるディスポーザーやスロップシンク、ミストサウナなどは付けず、食洗器をオプションにする例が増えているが、同社は基本的には食洗器は標準装備するという。
坪単価270万円はわが多摩センターより高い…しかし、新大阪に10分、梅田(地下鉄)に16分の交通便ならこれくらいして当然か。これからの梅田のマンションは坪400万円を突破するのは間違いない。
御堂筋線は東京の中央線のような沿線と勝手に理解した。