2階天井(構造材は欧州アカマツ)
ナイスは11月29日、横浜市保土ヶ谷区の木造2階建て保育園・準耐火建築物現場見学会を行った。
すてきナイスグループ代表取締役副会長・日暮清氏は、「鉄やコンクリは、気が遠くなるほどのCO2を発散させているが、木は100年、200年にわたってCO2を固定化し、再生も可能。国も国産材の活用に大きく方向転換した。当社は『木造ゼネコン』を商標登録済で、一般建築物の木造化も新しいビジネスとして積極的に展開していく。SDGsの視点からも意義のある事業」などと語った。
保育園は、地元商店街が中心になって設立した「西谷保育園」の分園として建設されるもので、設計を担当した雄設計室代表取締役・古谷雄一郎氏は「木造にしたのはコストが一番の理由。本園とのつながりを重視し、1階には奈良県材のヒノキの柱を現しで使用し、すのこを敷いて自然の雰囲気を取り込んだ」と話した。
建物は、相模本線西谷駅から徒歩9分、横浜市保土ヶ谷区西谷に位置する木造2階建て(パワービルド工法)延床面積290.87㎡。設計・監理は雄設計室。施工はナイス。工期は平成30年9月~平成31年3月。
日暮氏
奈良県産材ヒノキの現わしの柱(樹齢250年、長さは4m。価格は30万円だとか)