「クリオ練馬ガーデンマークス」完成予想図
明和地所が分譲開始した「クリオ練馬ガーデンマークス」28戸と「クリオ練馬北町」60戸を見学した。それぞれ地域特性を生かした商品企画で、好調なスタートを切った。
「練馬」は、西武池袋線練馬駅北口から徒歩7分、練馬区桜台4丁目の第一種中高層住居専用地域に位置する6階建て全28戸。専有面積は45.04~90.33㎡。坪単価は300万円台の前半。入居予定は2020年4月上旬。竣工予定は2020年3月下旬。設計はいしばし設計。施工は岩田地崎建設。
「練馬北町」は、東武東上線東武練馬駅から徒歩6分、練馬区北町1丁目の近隣商業・準工業に位置する10階建て全60戸。専有面積は54.75~71.90㎡。坪単価は280万円前後。竣工予定は2020年3月下旬。設計はオームラ建築設計。施工は岩田地崎建設。
前者は、1995年以降わずか4物件しか供給がなく、住居系に限れば2物件しか事例がない駅北口の物件。周囲はほとんどが戸建て。
住環境のよさに加え、多くの住戸が7.6mのワイドスパンであることから人気になっており、1月26日の第1期8戸が即日完売した。
後者は、立地は近商・準工だが、北側道路に面した一部住戸を除き、日照・眺望条件は悪くない。価格も軒並み坪単価300万円を超えてきている西武池袋線の物件と比較し抑制気味だ。1月26日の第1期9戸が即日完売した。
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「練馬」は、敷地は高さ規制60mの東南角地。住戸は東向きと南向きが半々。よくぞこれほど恵まれた土地(元邸宅)を仕入れられたものだ。仕入れ担当者に〝あっぱれ〟を献上したい。
プランがまたいい。ほとんどの住戸が全室採光で、間口は7m以上。売れるのは当然だ。
「練馬北町」は、現地を見たとき完売まで時間がかかると思ったが、日照にやや難のある東向き住戸は専用庭付きとし、地域特性を考慮したグロス抑制型中心なのに納得もした。
「クリオ練馬ガーデンマークス」の現地(手前が南側)
「クリオ練馬北町」の現地(手前が北側)