大京(事業比率50%)と大京穴吹不動産は5月11日、「ライオンズ蒲田レジデンス」のモデルルームをオープンし、5月下旬より第一期販売を開始する。先進のAI・IoT設備を導入し、用途や好みに合わせスマートフォン、非接触キー、ICカードの3種の解錠(スマホは施錠も可)ができ、24時間対応の「AI INFO」(AI管理システム・スマートインフォメーションボード)を初めて導入するなど、多様化するライフスタイルに応える商品企画が特徴。
物件は、京急本線京急蒲田駅から徒歩10分、京急空港線糀谷駅から徒歩9分、大田区西糀谷一丁目の第一種住居地域に位置する7階建て全33戸。専有面積は57.30~84.72㎡、価格は未定だが坪単価は300万円前後。竣工予定は2020年2月19日。設計・監理は現代綜合設計。施工は斎藤工業。
従来の非接触キーに加え、ICカードとスマホによる解錠が可能で、スマホでは遠隔施錠も可能な新鍵システム「Link×Life×Lock system(リンクライフロックシステム)」を導入するほか、管理に関する相談事や生活情報などに24時間で対応する「AI INFO」(AI管理システム・スマートインフォメーションボード)を初導入する。
主な基本性能・設備仕様は、二重床・二重天井、リビング天井高2400ミリ、御影石キッチンカウンター、食洗器、換気機能付き玄関ドア、エコガラスなど。
これまで資料請求は約400件、事前内覧会の来場者は約80件。
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モデルルームオープンに先駆けた5月10日のメディア向け見学会では、同社〝十八番〟の換気機能付き玄関ドア、通気ルーバー付き扉、エコガラス、大型通気口やオリジナルの「L’sKITCHEN」の説明はなかったが(報道陣はみんな知っているためか)、2018年のグッドデザイン賞を受賞した「AI INFO」は無限の可能性を秘めるなかなかのスグレモノだ。
試しに記者も目がぱちくりのかわいい女性のAI管理人に「あなたはいくつですか」と問いかけたら、「年齢はお答えできません」と答えたではないか。これまでマンションや戸建てで試したスマートスピーカーは「分かりません」とだけしか答えなかったのと比べると格段の進化だ。
AI管理人に宅建業法や区分所有法、民法などを学習させたらどうなるのか。売買に関する質問にも答えられる時代もやってくるかもしれない。